南部師行が八戸の基礎を築いた 根城

根城は、建武元年(1334年)に南部師行(なんぶもろゆき)により築城された城。
寛永4年(1627年)に領地替えにより使われなくなるまでの約300年間、八戸地方の中心でした。

博物館を出て史跡根城の広場へ向かう。
広場への入口には八戸城東門が移築されている。
元々は根城の大手門であったと伝承されているという。

門を内側から見る。

1333年(元弘3年、正慶2年) 南朝方に属する武将・北畠顕家は陸奥国司として後醍醐天皇の皇子・義良親王を奉じて陸奥国に下向した。
この時、南部師行が国司代に任じられて同行した。

1334年(建武元年) 師行は、糠部郡八森に城を構えた。
ここを、南朝方の根本となる城という願いから「根城」と名付けたといわれる。
師行は大光寺合戦などで戦功を立て津軽地方にも勢力を伸長した。

1338年(南朝:延元3年、北朝:暦応元年) 南部師行は北畠顕家とともに足利尊氏討伐に遠征。

和泉国石津川(現・大阪府堺市西区浜寺石津町)の地で北朝方の高師直との戦いで顕家と共に戦死した。

師行の死後、弟の政長が跡を継いだ。
政長は室町幕府より再三の降伏勧告を受けたが従わず南朝への忠誠を守り続けた。

しかし、南朝方が次第に劣勢となると、京より遠く離れた奥州北部の南部氏の勢力も次第に弱体化していった。

木橋を渡ったところで道は2つに分かれます。
右へ行くとこちら、本丸北門。

橋を渡って左に行ったところが本丸跡への入口となる東門。
こちらから中へ入る。

通路跡
本丸に向かって、右方向(北)にのびる通路跡。

この通路は、堀を埋め戻した上に砂利などを敷いてつくられ、通路は中央部で広がり二手にわかれる。
この分岐点から中館側(左手)は、掘立柱建物や溝などに壊されており、通路として使われなくなったことが判明。

もう一方の通路は、下町方向にのびると考えられる。
通路の発見は、根城では初めての貴重な例。

こちらの堀もV字型の堀で、今でも1mほど掘ると水が出るそうで、堀底を水が流れていたとも考えられています。

中館跡。
建物の復元はされておらずただの芝の広場です。

竪穴式の納屋。
原始時代までもどったような…。

主 殿
殿様が来客と会ったり、さまざまな儀式をとり行うための建物。

広間
ここでは1月10日の【武者始め】の行事を再現しています。
右奧にいるのが城主の南部政栄、城主と向かい合っている鎧姿の男を『年男』といい、この行事の幹事役のようなものです。

祈祷之間
寺の出張所が城内にあるような物で、住職が当主の家内安全を祈る部屋です。
護摩段があります。

中馬屋から西側にくると「下馬屋」があります。
残念ながら平面展示になっています。

馬屋兼倉庫になっていたのと、馬の世話人や番人が居たことから、上馬屋や中馬屋より広い構造になっています。
しかし、どういった構造なのか不明なので復元は見送られたそうです。

工房
ここも竪穴式で、地面より90cmも掘り下げてあります。
鎧や刀、釘など金属の道具・部品を作っていた場所です。

工房内部
武器や鎧などの製作、修理を行っていた状況。

常御殿(つねごでん)
この建物跡は、当主が寝起きし、領内を治めるための仕事をしていたところ。

重臣たちと協議したり、来客と接見するための広間や寝所、従臣の詰所などがあったと考えられる。

野鍛冶場
壊れた鉄鍋や銅線を溶かす作業を行っていた場所。

鍛冶工房内部。
ふいごや炉のある場所は壁の表面が木ではありません。

奥御殿
この建物跡は、当主の家族が住んでいたところで、先祖の霊も祭られていた。
当主は先祖の拝礼や家族の様子をうかがうために、常御殿から通って来ました。

板倉
当主やその家族が奧御殿で使う道具や衣類を収納していた場所。
かなり丈夫に作られているようです。

いざ出陣!
このジオラマは根城本丸に復元した建物を参考にし、合戦に備えている本丸の様子を推定したもの。

南部師行の像
南部師行は鎌倉時代後期から室町時代初期の武将で根城南部氏の当主。

元々は甲斐の国に所領を持っていたが 1333年5月に鎌倉幕府が滅亡し後醍醐天皇の建武の新政が開始されると同年10月に陸奥守の北畠顕家が後醍醐天皇の皇子の義良親王を奉じて陸奥国多賀城に下向するのに目代として随行。

糠部郡八戸に根城を築いて拠点とし行政の管掌を担当した。

根城にも夕暮れが迫る。

迫る夕闇を後に本日の宿泊地本八戸駅前のホテルへ向かう。

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根城へのアクセス、行き方歩き方

住所:青森県八戸市根城字根城47
電話:0178-41-1726

JR八戸駅からの場合
八戸駅前バス停より乗車【市営・南部:田面木経由】 (乗車時間 約12分)

根城バス停下車 (徒歩 約1分)

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