信州の秘境 高瀬渓谷・高瀬ダム散策

今回クラブツーリズムのツアーに便乗して、信州・越後の秘境を訪ねた。
「個人では行きにくい秘境へ! 小型バスに乗り換えてゆく信越屈指の紅葉秘境めぐり」というのがツアーのいかめしいタイトルだ。

秘境1  高瀬渓谷(信州最後の秘境)
秘境2  白池(白池の森–紅葉のブナ林–蛙池–白池–塩の道–白池の森)
秘境3  高浪の池(豊な自然が広がる湖)
秘境4  ヒスイ峡(糸魚川の秘境)
秘境5  不動滝(3段に流れ落ちる滝)

紅葉の信州・越後5大秘境ハイキングです、ボリュームがありますので数回に分けてお伝えします。
最初は槍ヶ岳に源を発する高瀬渓谷からです

ウィキ
秘境と言われ人気のスポット高瀬渓谷は槍ヶ岳(3180m)を源流とする水俣川が合流する、上流から高瀬ダム、七倉ダム、大町ダムと3つのダムが続いています。
新高瀬川発電所・高瀬ダム湖、七倉ダム湖空撮画像です。

大きく見えているのが高瀬ダム湖、右端の小さく見えているのが七倉ダム、大町ダムはもう少し下流になります。
マイカーは七倉ダムまでしか来れません。

高瀬ダムにはここから許可を受けたタクシーに乗り換えます、(片道2100円)
又は歩き(2時間位) 又は東京電力のバス(要予約 高瀬川デプコ館の駐車場から乗り換える)となります。

ウィキ
大町ダムのダム湖「龍神湖」は、民話泉小太郎のふるさと。
隣接の高瀬渓谷緑地公園には犀竜と小太郎のモニュメントがあります。

ダムの向こうには大町市内が見えてます!良い景色です。

大町ダムの人造湖「龍神湖」、名前の通り龍の姿のように曲がりくねった湖は絶景です!

小さな展望台ですが、木々はきれいに色づいています。

赤に黄色、色取り取りに色づいています、日の光もいいし最高です。

ほう葉を光に透かして見ると黄色がとても映えます。

ほう葉の黄にツツジか何かの小さな赤に、シラカバの白が絡んでいい取り合わせです。

ウィキ
新高瀬川発電所の下部ダムとなる七倉ダムは、高さ125m、堤体積738万㎥の規模の自然石を積み上げたロックフィルダムです。

ロックフィルダムとは、セメントと鉄筋を使わずに周囲にある川の自然石・砂利・粘土を使って作られているダムです。

もし、黒部ダムのようにコンクリートを使うとなれば、膨大なセメントと鉄筋が必要になり、町から山奥に運び込むダンプトラックの運送費コストがかかります。
日本の自然にあっているのかも知れません

七倉ダムの下流には、葛温泉の宿が3軒点在し、ここでは林や道路に野猿の遊ぶ姿が見られます。
七倉ダム駐車場
マイカーはここまでしか来れません。
高瀬ダムにはここからタクシーに乗り換えます。(片道2100円)
又は歩き(2時間位) 又は東京電力のバス(要予約 高瀬川デプコ館の駐車場から乗り換える)

七倉は北アルプスの登山の基地にもなっております。
西方向には七倉岳から船窪岳、烏帽子岳、野口五郎岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳を経由にて槍ヶ岳へ。
また東方向からは唐沢岳、饑餓岳、燕岳、大天井岳、西岳を経由して槍ヶ岳へ、など終着、槍ヶ岳への縦走コースの出発点として多くの登山者にも親しまれております。

駐車場近くの山は紅葉が綺麗でした。
カエデの赤がひときわ美しい

八方、栂池、五竜、岩岳、立山など白馬山麓の紅葉と高瀬渓谷の紅葉の違いは、高瀬渓谷ではカエデの比率が高いことでしょうか。
カエデの今年の仕上がりは上々で、龍神湖から七倉の駐車場までの区間の各ポイントに真っ赤なものがあり、それに大変惹かれました。

現在午後3時前ですが、山の日没は早く、すでに日が落ちかかっています。
せっかくのこのきれいな紅葉が台無しじゃないですか。
ま、大阪から7時間以上もかけてやって来たのだからそれも致し方のないことか。

七倉ダム湖の上流部。

七倉ダム駐車場よりすぐにあるトンネルは約1.1kmあり、トンネルの右側に一段高くなったところがあり、それが登山道になっています。
狭い幅ですが、歩行者はそこを通るような規則になっているようです。

ウィキ
新高瀬川発電所の上部ダムとなる高瀬ダムは、高さ176m、堤体積1,159㎥の規模。
国内有数の自然石を積み上げたロックフィルダムです。
湯俣方面、烏帽子方面への登山口になります。

左側には、非常用洪水吐の導流路が見えます。
先ほど見てきた下流の七倉ダム(堤高125m、堤頂長340m、1978年完成)との間で揚水発電、出力128万キロワットの規模があります。

高瀬ダムの3つのダムの発電は黒部ダムを上回るとのこと。
曽野綾子の小説『湖水誕生』にも描かれている高瀬ダム調整湖は2005年(平成17年)、大町市の推薦によってダム水源地環境整備センターが選定するダム湖百選に選定された。

堤頂長より濁沢キャンプ場方向を望む。

堤頂長より唐沢岳を望む。

左側の非常用排水路は巨大な滑り台のようです。
まだ今までに一度も使われていないようです。

すご~く 綺麗なエメラルドグリーン 
龍神湖の湖水の色がエメラルドグリーンなのは、高瀬渓谷に広く分布する花崗岩が歳月をへて風化して崩れ、花崗岩に含まれる長石の結晶が粘土化したものと、高瀬川上流から流れてくる硫黄の細かな粒子(顕微鏡でも見えないほど細かな粒子でコロイドといいます)が混じった水だからだといわれています。

高瀬ダム 堰堤から下流を見る。
自然石の大小の間をジグザグ型に5回折れ曲がってタクシーが上って行きダムの頂上にたどり着きます。

タクシーを降りて、不動トンネルの入口に進むとトンネルの上に見晴らし台が設置さ. れています。
ここからアルプスの明峰・槍ヶ岳が望めます。
不動トンネル(約400m)を抜けると不動沢の吊り橋(170m)があります。

不動トンネルの入口のトンネルの上の見晴らし台から見た槍ヶ岳。

10分かけて不動トンネルを抜けると不動沢の吊り橋(170m)があります。

不動沢のつり橋(約170m)
烏帽子岳など裏銀座に向かう登山道の入口です。
ここから先は登山道になります。

右手が不動岳です。
不動岳の向こうには、石原裕次郎さん主演の映画「黒部の太陽」でお馴染みの黒部ダムがあります。

土砂で埋まった濁り沢の河原。
高瀬ダムに流れ込む不動沢は船窪岳七倉岳不動岳の急峻な斜面の雨水を集めて駆け下りる大変な暴れ沢です。

毎日、約35台のダンプで専用道路を1日7往復し、土砂を運び出しているのです。
まさしく自然との闘いです。

このダムは中央土質遮水壁型ロックフィルダム と言われる作り方でダム内にたまった土砂を自動的に排出する装置が作れないためこんな原始的な方法でダムの決壊を防いでいます。
しかし、地元の景気対策としては非常に有効なようです。

土砂の壁を越えて濁沢の滝を目指す。

濁沢の滝も泥水が流れ込んでいて大量の土砂が堆積している。

土砂に埋まったかのような滝壺と周りの紅葉、日のあるうちに見たかった。

今日の滝の水は澄んでいるが一たび増水すると、濁流となって激しく流れる。

皆が歩いている所はショベルカーでの浚渫作業の跡。

皆、後ろを振り返りながら滝を後にするが、一度雨が降れば、この様な石が土石流となって流れてくる。
急峻な斜面の雨水を集めて駆け下りる大変な暴れ沢です。

すっかり日が落ちてしまいました、今日の泊りは栂池高原です。

クラブツーリズムのお勧めツアーはこちら!

高瀬渓谷へのアクセス、行き方歩き方

【車】豊科IC下車、R147号線大町へ 大町より大町アルペンライン大町温泉郷へそこよりすこしいったところを左折、葛温泉、七倉、高瀬ダムへ

【電車】大糸線信濃大町駅よりタクシー25分

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">