昨日、航空祭の花形、ブルーインパルスの情報をお伝えしたので今日はその他の航空祭全般についてお伝えします。
小松基地航空祭には例年10万人の観客が詰めかけるといわれ、 クラブツーリズムでも約600名が参加しているという。
金沢のホテルを7時出発、少し渋滞があったものの基地には8時過ぎ到着。
いきなり頭上から落下傘の降下。
続いてF15による機動飛行。
F-15(愛称:イーグル)は、マクドネル・ダグラス社(現ボーイング社)が開発したアメリカ合衆国空軍の主力戦闘機。
高い機動性と高性能のレーダーを備えており、戦闘能力は世界最高水準にある。
航空自衛隊では、米空軍F-15C/Dをライセンス国産した日本仕様機 F-15J/DJを導入。
三菱重工業を主契約社とし、単座型のF-15J 165機と複座型F-15DJ 48機の合計213機が製造された。
基本性能の高さや、拡張性の高さを生かした近代化改修や国産新型ミサイルの搭載能力の追加により、導入から30年を経た現在も日本の主力戦闘機として防空任務に就いている。
アフターバーナーを点灯させた状態のF-15J。
アフターバーナー (afterburner, A/B) は、ジェットエンジンの排気に対してもう一度燃料を吹きつけて燃焼させ、高推力を得る装置。
アフターバーナーを使用しない場合と比べると、50%程度の推力向上が期待できるが、得られる推力に比べ燃料消費が非常に大きい。
例えばF-15はミサイルなどの武装を一切搭載せずに巡航速度で飛行すれば数時間は飛行可能だが、アフターバーナーを全開にし続けると15 – 20分で燃料を使い切ってしまう。
U-125Aによる救難展示飛行。
遭難者発見時はデータを後続のUH-60Jに送り、保命用サバイバルキットを投下するなど遭難者の生存性を高めることに寄与する。
捜索用レーダーで海上を捜索し、漂流物を捉えロックオンすると、連動した赤外線暗視装置(TIE)で夜間でも鮮明に映像で確認することができ、その鮮明さは波間に翼を休めるカモメも識別できるほどだという。
U-125A は、有事に航空救難を行う事を想定しており、視認性が低い青色塗装が施されているのが特徴。
航空救難活動に当たっては、UH-60Jヘリコプターとユニットを形成して行動し、飛行速度の速さを活かしていち早く遭難現場に急行、遭難者の捜索を行う。
UH-60Jヘリコプターから降下する隊員。
UH-60J は、アメリカ空軍の救難ヘリコプターHH-60Aをベースに航空自衛隊および海上自衛隊向けに改修が施された救難ヘリコプター。
赤外線暗視装置、気象レーダーや精密な慣性航法装置を搭載しているほか、機体側面にバブルウインドウ(半球状に膨らんだ形の窓)や、大型燃料タンクの追加が行われている。
航続距離が長いので救難可能区域も広く、ほぼ防空識別圏内をカバー、遭難者を生存可能時間内に救助できる能力が高められている。
航空自衛隊型は長らく救難用に白と黄色の塗装であったが、コンバットレスキューの概念からダークブルーの洋上迷彩塗装に更新中(海上自衛隊型は運用概念が異なるため、捜索時に視認されやすい白色と濃いオレンジ色のツートンカラーを継続)。
チャフ/フレア・ディスペンサーを装備している機体もある。
RF-4Eによる展示飛行。
全機が百里基地偵察航空隊第501飛行隊に配備。
2機が事故で失われ、2機が退役、2010年現在10機を保有。
一部搭載機器をF-4EJ改と同じ物に替えたために非公式には「RF-4E改」とも呼ばれている。
RF-4E
アメリカの開発した輸出用の偵察機。
RF-86Fの後継機導入計画の立案段階では三菱製のF-4EJにマクドネル・ダグラス製の偵察型機首を取り付けることが検討されていたが全機完成機を輸入することになり1974年(昭和49年)12月3日から1975年(昭和50年)6月8日にかけて14機を導入した。
F-4はアメリカ合衆国のマクドネル社が開発した艦上戦闘機である。
アメリカ海軍をはじめ、多くの国の軍隊で採用された。愛称はファントム II (Phantom II) 、また本機に乗務するパイロットを「ファントムライダー」と呼称することもある。
F15による編隊飛行。
アフターバーナーを点灯させた状態のF-15J。
飛行を終え着陸。
エプロンの一角ではモデル嬢による撮影会が行われており、航空祭に彩りを添えていた。
後方は展示中のF-15J。
5人のモデル嬢が多くのカメラマンを引き付けている。
T-4は日本の航空自衛隊で使用している中等練習機で、プロペラ機による初等訓練を終えたパイロットがつづいて訓練する中等練習のために製作された亜音速ジェット機。
「ティーよん」や「ティーフォー」と呼ばれるほか、正式な愛称では無いが、他の航空機に比べ小型で丸みを帯びた姿から「ドルフィン」(イルカ)と呼ばれる。
エンジンを含めた日本の純国産ジェット練習機はT-1Bについで2機種目である。
C-130 ハーキュリーズ は、米国ロッキード社が製造している戦術輸送機。
ハーキュリーズとは、ギリシア神話に登場する英雄、ヘラクレスの英語読みに由来している。
高い短距離離着陸性能を持ち、未整地運用を念頭に置いて設計されているため機体構造は頑丈。
日本では、航空自衛隊が1984年から1998年までに、C-130H型の完成機を16機輸入し、戦術輸送機として愛知県の小牧基地 第1輸送航空隊第401飛行隊で運用している。
海外派遣にも使用され、2004年3月3日から2008年12月まで実施された航空自衛隊のイラク派遣においては、水色に塗装されたC-130Hが輸送活動を行った。
C-1は内部燃料タンクのみの場合、その航続距離は岐阜を中心として北海道・九州までであり、当時の技術力でも、C-1の航続距離は他国の輸送機よりも極端に短く、沖縄県や訓練区域の硫黄島へ飛行する場合は増槽を必要とする。
機体は軍用輸送機としては標準的な形態であり、高翼配置にT字尾翼、胴体のバルジ(膨らみ)に主脚を収容している。
YS-11と違い、噴射式のターボファンエンジン(ボーイング727やDC-9と同じエンジン)を採用し、これを主翼のパイロンに2基搭載している。
この強力なエンジンによって、C-1は600メートルの滑走路で離着陸が可能であり、高空での高速性能にも優れている。
また中型機であるにも関わらず、空中で機体を90度近く傾けての急旋回が可能[3]な高機動能力を持つ。
軽装甲機動車
普通科などの隊員の防御力と移動力を向上させるのが目的の装甲車であり、固定武装は無いが、乗員が天井ハッチから身を乗り出して5.56mm機関銃MINIMIや01式軽対戦車誘導弾等の火器を使用できる設計になっている。
車体は装甲化され、避弾経始も考慮されているが、具体的な防弾・防爆性能は公開されていない。
小型かつ軽量であるためC-1輸送機、C-130H輸送機、CH-47J/JA輸送ヘリコプターなどで空輸することが可能となっている。
軽装甲機動車の運転席。
VADS(Vulcan Air Defense System)はアメリカ軍で開発された対空機関砲システムである。
航空機関砲として有名なM61 バルカン・シリーズをもとにして開発された。
VADS-Ⅰ改はVADS-1と比較して、すべての機器が単一のトレーラー上に搭載されており、トラックによる牽引で容易かつ短時間に移動、展開、布置が実施できる。
また、TVカメラの画像信号を用いた自動追尾機能を有しており、精度の高い射撃が可能である。
射撃管制装置
艦船や戦車、航空機など移動体から火器を発射する場合は、攻撃対象も移動体であることが多い。
このような移動対象に射撃を行う時は、たとえ目標物の位置に正確に撃っても砲弾の到達時には既に対象は移動しているため命中する事は無い。
射撃管制装置は、自艦や自機と攻撃目標物のそれぞれの、現在位置、移動方向、移動速度などを測定する観測機器に結合され、これらの情報を元に計算によって火器の指向方向を導き出し、火器に直接または間接に射撃の指示を出す。
計算に用いる要素には自艦や自機と目標の運動だけでなく、コリオリ効果や風向、気温、湿度、気圧といった気象状況、砲身磨耗度、砲耳傾斜、装薬温度等も考慮される。
81式短距離地対空誘導弾は、防衛庁技術研究本部と東芝が開発した、短距離防空用地対空ミサイルシステム。
3格、装備品の展示会場の入り口警備の女性自衛官。
U-4多用途支援機として、1995年(平成7年)以降5機を導入。
首相などの要人が短距離を移動する際(主に国内間、災害発生時の被災地視察などの際が多い)に、要人輸送の任務に就くこともある。
また、2008年に開催された北京オリンピックの際には、福田康夫首相(当時)が同年8月8日に行われた開会式への往来手段としてU-4を使用した。
従来、首相の海外訪問の際には北京のような近距離の地域であっても政府専用機が用いられてきたため、U-4が首相の海外訪問に用いられるケースは初めてのことであり、また政府専用機以外の自衛隊機が中国の空港に着陸するケースも、このU-4が初めての事例であったためにメディアから注目された。
F2
第4.5世代ジェット戦闘機に分類される航空自衛隊の戦闘機である。
F-16を大型化した機体に空対艦ミサイルを最大4発搭載という、戦闘機としては世界最高レベルの対艦攻撃能力と対空能力を兼備しており、「バイパーゼロ」という非公式の愛称を持つ。
ここから航空雑誌等ではF-2を指して「平成の零戦」といった呼び方もされることがある。
機体愛称では無いが、F-2を操縦するパイロットを指して「F-2 CHARMER(チャーマー)」あるいは単に「チャーマー」と呼ぶことがある。米軍の一部にはフェイクファルコン(Fake Falcon)と言う呼び方もされている。
小松基地へのアクセス、行き方歩き方
※電車
JR小松駅下車
有料シャトルバス利用で基地東門下車 約10分
※航空機
・小松空港からタクシーで約5分
※乗用車
・北陸自動車道
小松I.Cから車で5分
片山津I.Cら車で15分