奥大井秘境ウォーキング

東海

アプト列車で奥大井を散策。
ウォーキングのツアーなのでスタート時は先頭集団にいても、シャッターを押すたびに追い越され、ゴールでは最終組に。

宿は島田です。
ホテルの部屋から日の出、いつもは早朝散策するのだが今回は周りに何もないところで散策は断念。

部屋の窓から富士山が見えましたが、やはり雪の無い富士は迫力に欠ける。

最初の休憩地は道の駅川根温泉(みちのえき かわねおんせん)。
大井川鉄道の鉄橋が見えています。
SLが来ないかなァ。

大井川に架かる一番長い吊橋で、橋の下を大井川鐵道が走ることでも知られています「塩郷の吊橋」〔愛称:恋金橋(こいかねばし)〕(長さ220m、高さ11m、塩郷駅下車徒歩1分)。

両国の吊橋
千頭から上流に向かってすぐの所にある吊橋。
真下には南アルプスあぷとラインの線路を見ることができる。
橋自体も個性的ですが、何より大井川沿いを走ってくる井川線の列車を見るのに最高のロケーションです。

下開土遺跡
奥泉駅を出て階段を上がったところにある寸又峡線のバス停は遺跡の形をしています。

ここは昭和26年に藤枝東高校郷土研究部が発見した下開土遺跡(したのかいといせき)です。
土器や石器のほかにも住居跡が見つかりました。
それにちなんで駅前のトイレもこんな形になっています。

奥泉駅
あぷとラインから寸又峡へ、寸又峡からあぷとラインへと、ここはあぷとラインと寸又峡温泉バスとの接続駅です。

千頭駅から出た寸又峡線バスはここ奥泉を経由して寸又峡に入ります。
我々はこの駅から奥大井湖上駅まで乗車します。

ここから長島ダム駅にかけて急な上り坂になります。
頭上を道路が登っています。

奥泉発電所からの放水でしょうか。

大井川にはたくさんの吊橋が架かります。

アプトいちしろ駅でアプト式機関車を連結し、この約1.5キロの急勾配を上ります。

見えてきたのは長島ダム。
大井川の豊富な水量と地形を利用して建設された多目的ダム。
周辺には公園や散策路が整備され、雄大なパノラマが広がる。

長島ダムによって形成された人造湖は2001年(平成13年)に接岨湖(せっそこ)と命名された。
これは大井川上流部の峡谷・接岨峡に因み命名されたものである。
接岨湖は総貯水容量7,800万立方メートルであり、井川湖(井川ダム)、畑薙湖(畑薙第一ダム)に次ぐ大井川水系の大貯水池である。

接岨湖ではカヌーをする人の姿が多い。
これは2003年(平成15年)に開催されたNEW!!わかふじ国体で漕艇会場として競技が実施された事による。
以後接岨湖カヌー競技場が設置され、多くのカヌーイストが練習を行う。
画像は水上スキーを楽しむ若者。

奥大井湖上駅
奥大井レインボーブリッジと呼ばれる2つの巨大な鉄橋に挟まれた、接岨湖上に浮かぶ半島状の場所にあり、さながら陸の孤島の様相を呈している。

ここから、接岨峡大橋、接阻峡温泉に向かうハイキングコースがある。
駅および鉄橋の湖底からの高さは70mある。
左はいま乗ってきた列車。

レインボーブリッジを渡ると急な階段が俟っています。

ご覧の通りのかなり急な階段です。
何度も後ろを振り返り、レインボーブリッジ上の奥大井湖上駅を眺めます。

途中から後ろを振り返ると、ツアー参加者が続々とレインボーブリッジを進む姿が見られます。
遠景には先ほどの水上スキーの姿も見えています。

途中にある岩滝不動堂。
木の裂け目は雷にでも打たれた跡でしょうか。

岩滝不動堂の向かいにある不動の滝。

接阻大吊橋を渡り、「八橋小道(やっぱしこみち)ラブ・ロマンス・ロード」ウォーキングの始まりです。
「八橋小道(やっぱしこみち)ラブ・ロマンス・ロード」は「若宮神社(男の神)」と「こだま石神社(女の神)」との間に吊橋が8つあり、コースを歩くことにより両方の神社を参拝することができ、緑の山々と森林、接岨湖の湖面の美しさを楽しむことができます。

8つの橋のうち、階段式の吊橋「宮沢橋(みやんざわばし)」は水平距離が62メートルで、群馬県みどり市の「けさかけ橋」の51メートルを抜き、日本一の階段式吊橋(吊床板階段橋)。
何がラブロマンスなのか気になりつつ、ウォーキングを始める。

栃の木(とちのき)橋、大吊橋を渡って、左手(北側)最初の橋。

桜(さくら)橋、これもよく見ると、橋の下のアーチ状のワイヤーで支えられています。

水楢(みずなら)橋、階段部+水平部がある橋ですが、これもよく見ると、橋の下のアーチ状のワイヤーで支えられています。

椿(つばき)橋、これは、アーチ橋。
唯一の赤い橋で、大吊橋からもよく見えます。

桑の木(くわのき)橋これは単なる階段に近いような…

宮沢(みやざわ)橋、日本一の階段式吊り橋だそうです。

宮沢橋と書いて『みやんざわばし』と読みます。
日本一長い階段式吊り橋として平成20年3月に開通しました。

通常の吊り橋とは違い縦揺れではなく横揺れのする不思議な橋です。
宮沢橋と犬返り橋だけでも階段式なので結構、歩いた感じを受けます。

犬返り(いぬかえり)橋、宮沢橋に続いてある階段式吊り橋。
その名のごとく犬が向きをかえて歩いてきます。

実は八橋小道は地元の猟犬が散歩コースとして使っています。
猟犬なので人に従順であまり吠えません。
道を塞ぐとすねて帰って行くことがありますので優しく道を譲ってあげて下さい。

平らな所を少し歩くと吊り橋は急な上りの階段になっています。

接阻峡大橋を渡れば接阻峡温泉、今回のウォーキングの終点です。
ところでよく数えてみると橋は七つしかありませんでした。
そうです、スタートから間違っていたのです。

我々は接阻大吊橋を渡って左へ行きましたが、欅(けやき)橋、この橋だけ、スタートの接阻大吊橋を渡って、右手(南側)にある吊床版橋なんです。
欅橋から先は獣道のような道があるだけなので引き返す必要があります。

しかし、恋の願いを成就させるには若宮神社から南アルプス接岨峡大吊橋を渡ってこの吊り橋を渡らなければいけません・・・と難しく考えず、景色を楽しみながら渡ろう。
・・・・で、ラブ・ロマンス・ロードってどういう意味だったんだろう。
うさぎさんにでも聞くしかないかな。

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