念仏小僧と羅漢像 西教寺

歴史を訪ねる旅
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寺伝では、聖徳太子(574-622)が創建し、のちに天智天皇(626-671)から西教寺の勅願(ちょくがん)を賜わり、平安時代に延暦寺中興の祖良源(りょうげん)(913-985)が、続いて横川の源信(げんしん)(942-1017)が庵を結んで修行道場としたと伝えられています。

その後、長らく荒廃していましたが、室町時代末期に延暦寺で20年間もの修行を積んだ真盛(1443-93)が入寺して再興しました。

寺名は詳しくは兼法勝西教寺(けんほっしょうさいきょうじ)という。

羅漢とは修行した僧の、最高位に達した僧を云う。

大岩と大石を配した岩は「雲雷鼓掣電、降雹樹大雨」(観音経の一句)の中で菩薩が大衆に向かって説法している場面を表している。
菩薩(石座)から羅漢に説法を説いている一面である。

不断念仏相続が脈々と続いている当山では「水鳥樹林皆念仏」「見来安養在人間」と沢庵禅師が詠んだ如く、全山、念仏がこだましている。

思わず子供たち、念仏を唱えずにはおれない。親は子供の成長を楽しみながら、念仏の御加護によって安養世界に導かれるのである。

可愛い童子の姿に思わず笑いが止まらない。







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西教寺へのアクセス、行き方歩き方

西教寺公式サイト

滋賀県大津市坂本5丁目13番1号
TEL:077-578-0013

JR湖西線『比叡山坂本』駅 下車、江若バス約7分(西教寺下車)、又は徒歩30分 ◎京阪電車『坂本』駅下車、江和バス約4分(西教寺下車)、又は徒歩25分