昨年はは特別公開日の最終日に訪れた、さすがに散り葉も大半は枯れていました。
今年は紅葉の一番いい頃合いを見計らって訪れた、見事な紅葉が残っています。
午後の木漏れ日を受けて落ち葉の絨毯が輝く。
ぐるりと境内を一周して見る、見事な落ち葉の絨毯。
厭離とは汚れているこの世をいとい、離れること。
その元となるところは仏教用語である厭離穢土(おんりえど、えんりえど)にあるのではないか。
松平元康(後の徳川家康)は、桶狭間の戦いで今川義元討死の後、菩提寺である三河国大樹寺へと逃げ隠れた。
前途を悲観した元康は松平家の墓前で自害を試みるが、その時13代住職の登誉が「厭離穢土欣求浄土」と説き、切腹を思いとどまらせたと言われる。
皆の目は落ち葉の絨毯に釘づけだが見事な紅葉を見逃さないよう。
去り際に入り口の様子を撮っておこうと思ったが、人の往来が多くシャッターチャンスがなかなかない。
それでも銀座や心斎橋の歩行者天国かと見まがう嵐山においては静かで穴場なのだ。
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厭離庵へのアクセス、行き方歩き方
京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町2
075-861-2508
JR「京都駅」からJR嵯峨野線に乗換えJR「嵐山駅」下車 徒歩15分
京福電車嵐山本線 「嵐山駅」下車 徒歩15分ほど