六甲高山植物園では世界や日本の高山帯に咲く約1500種の四季折々の植物に出合える、盛夏に訪れた。
木々に囲まれたテラスでランチを楽しめるカフェ「エーデルワイス」はありがたい。
受付でお願いすればかさばる荷物を預かっていただけた。
ウバユリ が園内の各所で咲き始めています。
花が咲く頃、葉っぱはだいぶ枯れてしまいます。
その姿が姥(うば)のようであることからウバユリと名が付いています。
なかなか失礼な話です。
フジクロセンノウ、高さ50~80㎝、花は径5㎝ほどで、朱のかかった赤い美しい花はよく目立ちます。
フシグロは茎の節が黒いという意味で、仙翁(せんのう)は中国原産と言われる同じ仲間の観賞植物のこと。
ヒメサユリ、日本特産のユリで、宮城県南部、及び新潟県、福島県、山形県が県境を接する飯豊連峰、吾妻山、守門岳、朝日連峰、周辺にしか群生していない貴重な植物。
野生種は環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)、及び国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト」ではEndangered (EN)に指定されている絶滅危惧種でもある。
高さは30-50cm程度。鱗茎は卵形で、葉は広披針形をしている。
開花時期は6月から8月で、花は筒形で横向きに開く。花径は5-6cm程、長さは8cm程度。
花は薄いピンク色で斑点がないのが特徴。
ヤマユリほどではないが、花の香りは甘くとても濃厚である。
尚、良く似たユリにササユリがあるが、オトメユリはおしべの先が黄色くなっているところで区別される。
キキョウ、秋の花のイメージが強いが、実際の開花時期は六月中旬の梅雨頃から始まり、夏を通じて初秋の九月頃までである。
つぼみが徐々に緑から青紫にかわり裂けて星型の花を咲かせる。
雌雄同花だが雄性先熟で、雄しべから花粉が出ているが雌しべの柱頭が閉じた雄花期、花粉が失活して柱頭が開き他の花の花粉を待ち受ける雌花期がある。
ヤマユリ、日本特産のユリ。北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布する。和名は、山中に生えることからつけられた。
花は、花弁が外に弧を描きながら広がって、1-10個程度を咲かせる。
その大きさは直径20cm以上でユリ科の中でも最大級であり、その重みで全体が傾くほどである。
花の色は白色で花弁の内側中心には黄色の筋、紅色の斑点がある。
ニッコウキスゲ、草原・湿原を代表する花で、群生すると山吹色の絨毯のようで美しい。
高さは50cm〜80cm。花茎の先端に数個つぼみをつける。花はラッパ状で、大きさは10cmぐらい。
花びらは6枚。朝方に開花すると夕方にはしぼんでしまう一日花。
ムサシノキスゲは開花の翌日まで開花する。
さすがに高山植物園、この時期でもアジサイが見られます。
シラタマノキ、中部以北の亜高山帯以上の草地等、比較的乾燥した場所に生える。
高さは30cm程度。葉は互生し、鋸歯を持つ楕円形で3cm程度の大きさ。
花期は7-8月で、5mm程度のドウダンツツジのような釣鐘型の花をつける。
花の先端はつぼまり、5裂し、裂片は反り返る。
9月頃、萼が肥大して果実を覆い、白い玉状になることからシラタマノキの和名がある。
これを潰すとサリチル酸の臭いがする。
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六甲高山植物園へのアクセス、行き方歩き方
神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
電話番号078-891-1247
阪神御影駅・JR六甲道駅・阪急六甲駅より、神戸市バス(16)系統で「六甲ケーブル下」下車<- 六甲ケーブル「六甲ケーブル山上駅」 下車<- 六甲山上バス「高山植物園」下車すぐ