不断桜の実光院

京都府

実光院は勝林院(寂源が天台声明を伝承するために建立した寺)の子院。

庭園(契心園)は、律川の水を取り入れた心字池を中心にした池泉観賞式と茶室(理覚庵)のある池泉廻遊式。

福寿草、カタクリ、イカリ草など春の花にはじまり四季おりおり年中いろいろな草花を咲かせる。
特に秋の紅葉の頃より春まで咲く不断桜(ふだんざくら)は珍しい。

こちらは南にある「契心園(けいしんえん)」で、客殿から眺める池泉鑑賞式庭園です。

下駄をつっかけて庭へ降りてみる、残念ながら不断桜はほとんど確認できず。

この庭は、旧理覚院庭園、理覚院が廃寺になり荒廃した土地を庭園としたのだ手作りの庭園。

旧理覚院庭園の特徴は中を歩けることだ。

中央にはひょうたん池があり凍っていた。

中には入れないが理覚院という茶室もある。

声明伝承のお寺だけに客殿には仏教儀式に使われたと見られる珍しい楽器があり、鳴らすこともできる。

そのうち、石盤と呼ばれる物はサヌカイトという石を木琴のようにして叩く音律を調べるために使った。

サヌカイトは名前の由来どおり讃岐で採石される訳だが、その原石の分布は四国だけではなく大阪でも出土していて石器時代には矢じり、ナイフなど重要な道具として大阪府と奈良県の県境にある二上山の周辺で製造され製品は広範囲に運ばれていた。
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実光院へのアクセス、行き方・歩き方

左京区大原勝林院町187
TEL075-744-2537

■JR及び各私鉄『京都駅』
■地下鉄『国際会館駅』
■京阪電鉄『出町柳駅』
(『四条駅』近くの四条河原町からでも)
■叡山電鉄『八瀬駅』
いずれも京都バスに乗換え『大原』下車、徒歩約10分です。停留所すぐが参道の入口になっています。

京阪神からは大原・八瀬1dayチケット – 京阪電気鉄道が便利、拝観料が一割引きになる他、各種特典があります