申年に因んで猿の写真で元天王寺動物園に出かけた。
チンパンジーは一匹しか見えなく少々さみしいな。
チンパンジーの悲しい物語。
天王寺動物園のチンパンジー像のチンパンジーは、リタとロイドという名前のチンパンジーです。
リタは戦前の1932年に来園。
リタは賢くて芸を教えると数々の芸を習得し、天王寺動物園の超人気者となったとのこと。
人々は親しみを込めて、リタをリタ嬢と呼んでいたそうです。
しかし第二次世界大戦中には軍服やガスマスク姿などで戦意高揚の広告塔となり、同園でも空襲に備えた動物たちの殺処分(戦時猛獣処分)が行われた。
これらの事をふまえ、現在同園では動物に芸を仕込むことは一切行っていない。
申年に因んではく製による猿の展示が行われていたが、ここにも悲しい物語がありました。
80年代の半ばには約30頭のニホンザルがこの猿山で暮らし、来園者の人気を集めていたが、2004~05年に結核の集団感染で6頭が死に、園は人への感染を防ごうと他のサルも安楽死させた。
さすがは百獣の王、威厳があります。
チュウゴクオオカミの飼育も大変なようだ。
オオカミの群れ(パック)には雄、雌それぞれに順位があり繁殖できるのは基本的に 第一位のα(アルファ)雄とα(アルファ)雌だけです。
子供たちが性成熟に達すると親、子供、兄弟であっても順位争いのライバルとして意識しその順位争いは発情期に特に激しくなります。
と、言うことで繁殖期にはオスとメスを午前、午後と分けて展示しているそうだ。
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