久方ぶりに嵐山花灯路を訪れた。
皆さんのコースとは逆に北から回ることに、清凉寺の門前は既に闇の中。
二尊院は夜間拝観は行わず。
二尊院参道。
うたを読みながら参道を辿る。
途中落柿舎に寄る。
松尾芭蕉の弟子、向井去来の別荘として使用されていた草庵で、去来がこの草庵について書いた「落柿舎ノ記」がある。
古い家の周囲には40本の柿の木があったという。
庭の柿を売る契約をしたのちに、柿がすべて台風で落ちてしまったためこう呼ばれている。
1691年(元禄4年)4月から5月までここに松尾芭蕉が滞在して『嵯峨日記』を著した。
野沢凡兆(ぼんちょう)、凡兆の妻の羽紅(うこう)、去来が訪ねてきて一つの蚊帳で5人が一緒に寝たりしている。
「嵐山花灯路」では、嵯峨・嵐山地域で約2500基のLED電球を使用した露地行灯の「灯り」とボリューム感のあるいけばな作品の「花」で演出した、華やぎのある散策路を創出している。
道の総延長距離は約5km。
主催者の目指すテーマは「思わず歩きたくなる路」。
竹林の小径は人気の的。
美しい竹林をいかに表現するか難しいところ。
野宮神社辺りでは光の色を変えて演出。
エリアは南は阪急嵐山駅を基点に法輪寺、渡月橋周辺、時雨殿、宝厳寺、美空ひばり座、天竜寺、JR嵯峨嵐山駅、野宮神社、北は大河内山荘、常寂光寺、落柿舎、二尊院までである。
ライトアップされた渡月橋、ウィークデーにもかかわらず渡月橋辺りは大渋滞。
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