新緑の桂離宮

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風が爽やかに吹き渡っています、新緑の桂離宮を訪れた。

桂川に面する東側の竹垣は離宮内の竹薮の竹を根のついたまま押し曲げて緑の葉のある小枝を止めつけてあり昔の記録には「川端の笹垣」と記されているとか。

堤防上の道路から左に曲がると御成門(表門)に続「竹の穂垣」に変わりその角辺りから笹垣の竹が内側の竹薮から曲げられている様子を見ることができます。

御成門(表門)、普段は閉じられていて皇族方や国賓級の方々の来訪の時のみ開かれる。
今日は風が強く、画像の小枝がぶれているのがお分かりだろうか。

蘇鉄山、みどりに輝いています、この蘇鉄山、実は池を隠すための「ついたて」となっています。
待合のときに池が見えてしまっては、後のお楽しみが減ってしまうからです。

前回訪れた時は弧もが巻かれていました。
早春 桂離宮に遊ぶ

御腰掛、待合の時の腰掛です。

石橋、長さ6m、幅65センチ、厚さ35センチほどの切り石を渡したもので、石は今日白川辺りの産とされる。
縦に据えられた橋鋏石との対比も面白い。

松琴亭一の間の囲炉裏と配膳棚、料理を温めておくところだ。

ここにも竈がありその上の天袋はお料理を入れておく、竈からの熱で 冷めないように~という配慮。

その天袋の小襖の絵は右から竹雀,鶺鴒,芦川蝉,古木鳥で,狩野探幽の筆と言われています。

苑路には飛石が置かれておりその上を進む。
桂離宮のルールとして飛石の上を歩くというルールがあります。
苔の保全のためです。

飛石のひだまり。

ちょっと背をかがめるだけで、手を洗うことができるのは「手水鉢」。
ここは、今はもう、砂が詰められてしまっています。

笑意軒「草」の延段:自然石ばかりを固めた延段です。

月波楼「中の間」から松琴亭を望む。

膳組所は南東に長炉を設け、北西に竈、袋棚、釣棚を設ける。
西側には水屋(流し)があり、床面近くに横長の下地窓を開ける。

御輿寄「真」の延段:切石のみを組み合わせた延段。

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桂離宮へのアクセス、行き方歩き方

阪急京都線 桂駅から 徒歩20分
市バス 桂離宮前から 徒歩8分

予約方法
事前予約制
往復はがき又はホームページから申し込み。宮内庁京都事務所参観係の窓口でも申し込めますが、定員になり次第締め切ります。詳細については、電話にて問合せ下さい。

問合せ・申込先
宮内庁京都事務所参観係
電話075-211-1215
宮内庁 参観サイト

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