新緑の修学院離宮

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新緑の修学院離宮を訪れる、桂離宮・仙洞御所とならび、王朝文化の美意識の到達点を示すものとなっている。

下御茶屋御幸門、杮葺(こけらぶき)の屋根に、杉戸には花菱紋の透かし彫りが施されています。

この花菱紋は、御水尾上皇お好みの文様だそうです。

地袋には「岩に蘭」の原在中(ハラザイチュウ)の絵が描かれています。

こちらの欄間にも花菱紋。

たんぼは既に田植えが終わり、みどりの早苗がきれいです。

中御茶屋中門、杮葺(こけらぶき) の廂(ひさし)に襷掛けの二枚扉が美しい。

楽只軒(らくしけん)は本来、朱宮(後水尾天皇第八皇女)内親王のために造営された建物。

一方で客殿は、東福門院(徳川秀忠の息女で上皇の中宮)の化粧御殿を移築したもの。

入母屋造りの簡素な建物ですが、「一の間」の霞棚や杉戸の鯉の図、欄干の意匠など、珠玉の作品が目白押しです。

隣に続く客殿の内部。
二の間。
やっぱり襖絵などはすべて狩野派です。

内もいたって簡素だが、そこは女性らしく6畳の一の間には狩野探信(探幽の子)の手になる淡い吉野山の桜が床の間に、二の間には龍田川の紅葉が襖絵に描かれ、寂寥とした室内にほのかな王朝時代の芳(かぐわ)しさをかもし出してもいる。

参観は係員が日本語でご案内しますが、外国人の方のために、英語による音声ガイドの貸出(無料)をしています。

寿月観、六畳敷の三の間の西に隣接して山の間の茶室がある。
女院の御座の間であったといわれ、床脇西側に開かれた肘掛窓からは苑池が一望の下に見渡せる。

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修学院離宮へのアクセス、行き方歩き方

住所:京都市左京区修学院
電話:075-211-1215

叡山電鉄 修学院駅から 徒歩20分
市バス 修学院離宮道から 徒歩15分

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