大阪城梅園 早咲き種が見頃を迎えています

大阪府

大阪城梅園は関西屈指の梅の名所


今回は東外堀の南端から大阪城へ入ります。

階段は少し狭め、インバウンドの多さにびっくり。

大阪城梅園は関西屈指の梅の名所です。

毎年1月~3月頃にかけて、早咲きから遅咲きまで105品種、1245本の梅が楽しめる。

玉造口から入場。
玉造の地名は古代にまでさかのぼり、古墳時代、勾玉(まがたま)、管玉(くがたま)など装飾用の石を作った技術集団「玉造部」がこの南方に住んでいたと推定されている。

2月24日にはマラソンが行われ、ここをランナーが走り抜けます。

「蓮如上人袈裟懸けの松」の跡

玉造口を入り西に向かうと、内堀の手前に蓮如上人の直筆で「南無阿弥陀仏」で書かれた石碑が立っています。
ここは「蓮如上人袈裟懸けの松」の跡と呼ばれていて、豊臣大坂城以前に大坂(石山)本願寺があったこの地と由来があります。

雁木坂を下る

「がんぎざか」…大阪城の本丸を取り囲む二の丸は北が低く、内堀の東にあたるこの通路は南から北にかけて急な下り坂となっている。
江戸時代ここは長い石段(雁木)だったことから雁木坂とよばれ、坂を上りきった所には上部に部屋を持つ雁木坂門があり、脇には通行を監視するための番所が置かれた。
明治維新以後の陸軍管轄時代にはダラダラ坂とも呼ばれた。

大阪城梅林の地は「市正曲輪」の跡

現在の大阪城梅林の地は、豊臣秀頼の後見人として重要な地位を占めた片桐東市正旦元の屋敷がここにあったと伝えることから「市正曲輪」と呼ばれる。
江戸時代には、大阪城を守衛する役職の内、青屋口加番・中小屋加番・雁木坂加番の小屋(公舎)が北から順に置かれていた。
大阪城梅園は内濠の東側、約1.7haの広さに約1,270本の梅が植えられています。
大阪府立北野高校の卒業生(六稜同窓会)が開校100周年事業として、22品種、880本を大阪市に寄付した事で、昭和49年3月に開園となりました。


一重野梅

月の桂

冬至

八重寒梅

八重野梅

寒紅

初雁
「初雁」とは、秋になって最初に北の方から渡ってきた雁(かり、がん)のことで、秋の季語です。
季節は違いますが、立春の前に咲くことを早々とやってきた初雁に例えたのでしょうか。

八重野梅に水仙

寒紅

蝋梅(ロウバイ)の可憐な花と甘い香りを楽しむ。

12月に入る頃から「蝋梅」の花が可憐に咲き始めます。

直径2cmほどの黄色い花で、半透明でツヤのある花びらが蝋細工のようであることから、そう呼ばれています。

八重寒紅

月の桂

八重海棠

冬至梅

古今集

水鳥が優雅に泳いでいます。

石垣の陰影がきれいです。


石垣の陰影がきれいです。

光の加減で陰影が見事。


インバウンドの団体。


石垣の一番きれいな場所。

竹内街道・横大路


大阪府と奈良県を東西に結ぶ竹内街道・横大路(よこおおじ)は、「日本書紀」の推古天皇21年(613年)の条に「難波(大阪)より京(飛鳥)に至る大道(おおじ)を置く」と記された「大道」のルートと重なることから、日本最古の官道と呼ばれています。

「難波大道(なにわだいどう)」や「竹内街道【丹比道】(たじひみち)」などが敷設されてから、平成25年(2013年)で1400年の節目を迎えます。

法円坂建物群


法円坂建物群、遺跡内では建物遺構として掘立柱の大型高床倉庫が計16棟検出されている。
この倉庫16棟は東西2群(東6棟・西10棟)に分かれるが、いずれも正方位の真東西に並ぶという古墳時代の建物としては例のない配置になる。
倉庫各棟は画一的な東西約10メートル・南北約9メートルの規模で、現在はそのうち1棟が推定復元されている。

アクセス

最寄り駅は、地下鉄「谷町四丁目駅」「天満橋駅」「森ノ宮駅」、JR「大阪城公園駅」「森ノ宮駅」、京阪「天満橋駅」など。
どちらからも徒歩15~20分程度。