松原図書館 読書の森

大阪府


ため池の中に、建物が浮かんでいるようだ。
大阪府松原市の市民松原図書館「読書の森」は、周囲に濠を巡らせた古墳をイメージした建築で、訪れた人を驚かせている。

図書館の愛称は「読書の森」だ。

読書の森は古墳のような佇まいをもった図書館です。

延床面積は約2,987㎡の3階建てで、晴れている日には展望広場も開放している。

また約25万冊の資料を現在所蔵しており、1階は一般書、2階は雑誌・新聞が読めるブラウジングコーナーや自習室があり、3階は児童書がずらりと並んでいます。

新図書館は松原市の智の集積拠点として時代を超えて立ち続ける必要があると考え、同じく周辺に点在する古墳のごとく建築を超えた土木的アプローチで、力強く、ある種自然物のように永年を受け止めることができる建築を目指したという。

力強く、塊感のあるボリュームはともすれば周辺に威圧感をもたらしかねないため、上部に向かってテーパーをつけボリューム感を低減。
色味も周辺のコンテクストに馴染むよう、ピンク味のある暖色系のコンクリート(色粉混入)を用いた。

搬入口とエントランスに対して橋が架かりアプローチとなる。



建物周囲の水が外部との接触を遮断する “堀” として作用してしまわないように、複数の開口からバルコニーが突き出し、地域への親和性を物理的に表現している。

平成29年、旧市民図書館の老朽化に伴う建て替えが決まると、公募で集まった4案のうち3案までは、田井城今池親水公園内のため池を埋め立てる設計だったが、ため池を活用したマル・アーキテクチャらの提案が採用された。

31年1月までに、池の水を抜き、建設工事をスタート。
鉄筋コンクリート構造の外壁は、水を遮るために通常の約3倍となる約60センチと分厚く設定した。

堅固な壁はインパクトのある見た目を生み出しただけでなく、さまざまなメリットをもたらした。
池全体を埋め立てる必要がなく、工期が短縮されたほか、高い断熱性も副産物に。
エアコンに依存しすぎない空調管理ができるようになり、図書館らしい静かな環境が確保できるという。

エントランスホールを進むと一気に気積が大きくなり、一般開架が見渡せる。

書架の並ぶフロアレベルはエントランスホールより1mほど下げることで、見渡すことができたのだ。




訪問時には気づかなかったが、1階の窓を通って天井に反射する池の水面の揺らぎや、屋上や3階から見える夕焼けに赤く染まる松原市の景色は、とてもきれいです。という案内があった。
いつかまた訪れてみたい。

関連記事



2024年のゴールデンウィークは、4/30~5/2を休めば、最大10連休!花の絶景スポットや、ホテル・旅館のバーベキュー付きプラン、日帰りツアーなど、さまざまなテーマで国内旅行を紹介中です♪

【エントリーは2/29(木)まで】抽選で15,000名様に3,000ポイントキャンペーン開催中!
【2/29まで】2~3月出発 クーポン併用で最大13,000円引き!国内ツアーで使える割引クーポン配布中!
国内宿泊・ツアーに使えるクーポン配布中
≪クラブツーリズムの大人旅≫

「寄付金控除に関する証明書」発行サービスのご案内
確定申告でのお手続きが簡単になります
【e-Taxをご利用の場合】
e-Taxでダウンロードした証明書を確定申告書に添付して手続きをします。
個々のデータを入力する必要がないので簡単!
【税務署に郵送・持参する場合】
証明書データを国税庁が提供する「QRコード付き証明書等作成システム」※2で読み込み、
PDFに変換したものを印刷し、確定申告書に添付して申告します。
添付書類が1枚になり便利に!