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大海人皇子出家時の世尊寺

大海人皇子は吉野の宮に入る前に天智天皇に申し出た言葉通り寺に入って修行したという説がある。当時、聖徳太子が建立したとされる比曽寺(ひそじ,現 世尊寺)が飛鳥からの道を吉野に入ったところにある。乱勃発後大海人皇子が吉野から東国へ逃れる際には、...
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崇峻天皇弑逆事件の謎

倉橋に来たついでに崇峻天皇弑逆事件の謎について考えてみよう。諸説入り混じりますが、大方の一致するところは藤原氏による歴史改竄説。そう、日本書紀は真実を隠しているというものです。忍阪から倉橋の池へ向かう途中に多武峰から北西に延びる尾根の先端に...
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万灯供養会の夜

今日は雨の予報が外れ曇りがちの天気です。2月堂の舞台から夕陽の観賞。トワイライトブルーを試す。゜トワイライトレッドを試す。雲が多くあまり赤くなってくれません。きれいな光芒が現れる。上方への光芒。バリアブルNDで太陽を捉える。帰りはお気に入り...
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日本書紀 斉明朝の奇妙な記述

蘇我氏暗殺の現場に居合わせた女帝については余り芳しくない記述が多く、例えば正史の書記が、重祚した年の夏五月条と七年五月条でそれぞれ、庚午の朔に、空中にして龍に乗れる者あり。貌、唐人に似たり。青き油の笠を着て、葛城嶺より馳せて生駒山に隠れぬ。...
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万葉人のくらし

万葉人はどのように暮らし、どんな恋をし、どんなふうに四季の移ろいを眺めたのでしょうか。奈良県立万葉文化館の展示からそのあたりを探ってみる。先ず市の様子。ここでは台所用品を売っているようです。左側の茶色のが土師器、右側の灰色のが須恵器。土師器...
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飛鳥坐神社

創建の由緒は不詳であるが、『出雲國造神賀詞』に「賀夜奈流美命ノ御魂ヲ飛鳥ノ神奈備ニ坐テ皇孫命ノ近守神ト貢置」とあり、大国主神が皇室の近き守護神として、賀夜奈流美命の神霊を飛鳥の神奈備に奉斎したとある。また、当社地が天照大神を初めて宮中の外で...
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犬養万葉記念館

文化功労者・明日香村名誉村民であり、「犬養節」で万葉ファンに親しまれた、故 犬養孝氏の業績を顕彰する記念館。旧南都銀行明日香支店の店舗蔵造りの外観を残す。万葉に関わる図書を約8,000冊用意しており、万葉集とはどのようなものなのかと思われる...
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額田王・鏡王 謎に包まれた万葉の恋歌

幼い少女の額田王が宮廷に入ったのは、おそらく皇極天皇の時代のことだったのではないだろうか。地方豪族の娘から選ばれて天皇に近侍する采女としてであった、ともいわれる。皇極天皇は、中大兄皇子が、中臣鎌子ら同志とともに、飛鳥板蓋宮の大極殿で蘇我入鹿...
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万葉集と古代史の謎を訪ねて

古代史も新しい事実や解釈が出てきて面白くなってきた。日本書紀などは改竄もあり得るが万葉歌は改竄しようがなく面白い世界だ。謎を求めて小雨の飛鳥を散策した。最初に訪れたのは奈良県立万葉文化館、日本最古の歌集『万葉集』をテーマとする。『万葉集』は...
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翁舞と樟の巨樹のお社 奈良豆比古神社

奈良豆比古神社(ならつひこじんじゃ)は、奈良きたまちにある神社。かつては奈良坂春日社と称していた。春日社とも八幡社とも称する。当地は、光仁天皇の父の施基親王(春日宮天皇)が病気療養のために隠居していた奈良山春日離宮の地であり、宝亀2年(77...
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コスモス寺 般若寺

般若寺(はんにゃじ)は、奈良市北部・奈良坂(奈良きたまち)に位置する真言律宗の寺院。山号は法性山、本尊は文殊菩薩。コスモス寺の名で知られる。鎌倉再興伽藍の回廊門。和様に大仏様を取り入れた意匠。屋根のそりが美しい。回廊を巡らせた楼門遺構として...
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梟雄松永久秀の居城 多聞山城

松永久秀によって、眉間寺山と呼ばれていた標高115メートル、比高30メートルの山に築城された。城には多聞天が祀られていたため多聞山城と呼ばれ、現在でも城跡の山は多聞山と呼ばれている。多聞山城の主要部は若草中学校にあり、西部は仁正皇后陵、聖武...