桜の寺としても名高い世界遺産「龍安寺」

京都府
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今日の桜旅は北野天満宮からスタートです。

連歌所の井戸の横には、枝垂桜が咲きます。
まだそれほど大きくはありませんが、これからの成長が楽しみです。

北野桜は、北野天満宮の本殿などの東側にある社務所前で咲きます。

一重で中輪の白い花を咲かせる樹齢約120年の桜です。

開花が進むにつれて色が白からピンクに代わる特徴があり、北野天満宮の御神木として大切にされてきました。

特に名前も付けられていませんでしたが、桜の新品種に認定され、「北野桜」と命名されたのは、2016年と実は最近のことです。

ここがらタクシーで原谷苑に向かいます。(先日ブログ化)
原谷苑の後、タクシーで仁和寺に向かうも御室桜はまだ蕾。

徒歩で龍安寺へ。

龍安寺山門 – 江戸時代中期再建。

宝暦5年(1755年)洪水により破損し再建される。

寺の南側には広大な鏡容池があり、周囲は池泉回遊式庭園になっており、年間を通じて四季それぞれの花を楽しめる。

桜の季節は、桜の島が池に浮かんでいるようにも見えて、かわいらいしい風景です。


龍安寺の桜 龍安寺の桜苑の光景。

龍安寺には鏡容池の他、桜苑と呼ばれる所に桜が植えられており、訪れる観光客、参拝客の目を楽しませてくれる。

桜苑には、八重紅枝垂れ桜が多く植えられており、こちらも見ごろとなっていました。

桜が多いですが、中には「枝垂れ桃」という変わった桃も。

龍安寺は、京都市右京区龍安寺御陵下町にある臨済宗妙心寺派の寺院。

大本山妙心寺の境外塔頭。
山号は大雲山。
本尊は釈迦如来。
開基(創建者)は細川勝元、開山(初代住職)は義天玄承である。

もともと衣笠山山麓に位置する龍安寺一帯は、永観元年(984年)に建立された円融天皇の御願寺である円融寺の境内地であった。

円融寺は徐々に衰退し、平安時代末には藤原北家の流れを汲む徳大寺実能が同地を山荘とした。

この山荘を細川勝元が譲り受け、宝徳2年(1450年)敷地内に龍安寺を建立した。

初代住職として妙心寺8世(5祖)住持の義天玄承(玄詔)を迎えた。

義天玄承は師の日峰宗舜を開山に勧請し、自らは創建開山となった。

創建当初の境内地は現在よりはるかに広く、京福電鉄の線路の辺りまでが境内であったという。

『都名所図会』(安永9年(1780年)刊行)によると、当時は龍安寺の鏡容池はオシドリの名所として紹介されており、今日有名な石庭よりも、池を中心とした池泉回遊式庭園の方が有名だったようである。

方丈庭園(国の史跡・特別名勝)、いわゆる「龍安寺の石庭」。

白砂の砂紋で波の重なりを表す枯山水庭園の特徴を有する。

幅25メートル、奥行10メートルほどの空間に白砂を敷き詰め、東から5個、2個、3個、2個、3個の合わせて15の大小の石を配置する。

これらの石は3種類に大別できる。

各所にある比較的大きな4石はチャートと呼ばれる龍安寺裏山から西山一帯に多い山石の地石。

塀ぎわの細長い石他2石は京都府丹波あたりの山石。
その他の9石は三波川変成帯で見られる緑色片岩である。

この石庭は、どの位置から眺めても必ずどこかの1つの石が見えないように配置されていることや、これらの石は全て戦国武将の織田信定が運んだことでも有名。

どこから鑑賞しても庭石が1個までしか見えないようになっているのは、ある石に別の石が重なるよう設計されているためで、日本庭園における「重なり志向」を表したものともいわれている。

今では枯山水の石庭で世界的に知られていますが、ここまで有名になったのは1975年にエリザベス2世が龍安寺を公式訪問した際に石庭を称賛したのがきっかけ。

当時の禅ブームの後押しもあって世界的にブレイクしました。

また石庭の正確な築造時期や作者、意図などが定かでないため、謎深き庭として様々な憶測をよんでいます。

方丈(重要文化財)

元の方丈が寛政9年(1797年)の火災で失われた後、塔頭の西源院方丈を移築したもの。

慶長11年(1606年)、織田信包による建立。

本来ここには狩野派の手による襖絵があったが、それらは明治初期の廃仏毀釈の影響により寺から出て散逸してしまった。

現在の襖絵は、龍と北朝鮮の金剛山が題材で、1953年(昭和28年)から5年がかりで皐月鶴翁によって描かれたものである。

知足の蹲踞(つくばい) – 蹲踞は茶室に入る前に手や口を清めるための手水鉢のこと。

茶室「蔵六庵」の露地にあり、水戸藩主徳川光圀の寄進によるものと伝えられている。

見学コースで方丈北側にある蹲踞は精密な複製である。

蹲踞の上部にある文字は一見「五・隹・疋(但し、上の横棒がない)・矢」と読めるが、水溜めに穿った中心の正方形を漢字部首の「口」と見て「吾れ唯だ足るを知る」となる。

「知足のものは貧しといえども富めり、不知足のものは富めりといえども貧し」という禅の格言を謎解き風に図案化したものである。

桜が美しい鏡容池では、春は桜と雪柳、夏は睡蓮や蓮の花、秋には鮮やかな紅葉が見られます。

鏡容池には弁財天の鳥居が建つ弁天島と伏虎島(ふしとらじま)の二つの島があります。

鏡容池を左に見て石庭拝観入り口の庫裏に向かう道には背の高い紅枝垂桜から花の枝が降り注ぎます。

桜の特徴
サクラの種類によって微妙に咲く時期が異なるため、長期間にわたり楽しむことができます。

桜の種類
ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ベニシダレザクラ、ヤエザクラ

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