朝ぼらけ


今日も気持ちのいい日の出です。

朝ぼらけ 有明の月と みるまでに
吉野の里に ふれる白雪       坂上是則(31番) 『古今集』冬・332

坂上是則が、大和権少掾に任ぜられて大和に赴いた延喜六年(908年)の冬のこと。

吉野の山の近くにある宿に泊まった夜明けにふと目を覚ますと、表がとても明るいようです。

「夜明け方(有明)の月だろうか?」底冷えのする寒さの中、外を見てみると、雪が降っていました。

吉野の名所に降る雪明かり。

月の白い光を雪や霜に見立てるのは中国の漢詩でよく行われていた比喩です。

中国の大詩人・李白の作った「静夜思」にも「牀前看月光、疑是地上霜」の一節があります。

カモたちも気持ちよさそうに泳ぐ。

きれいなトワイライトです。

雲が少なくあまり焼けないのは残念。

サイド光も強く差し込む。

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