福岡市博物館で卑弥呼の時代を確認します。
正面入口の両側に立っている4体のブロンズ像は、フランス近代彫刻の巨匠、エミール・アントワーヌ・ブールデル(1861~1929)の作品。
空間の美しい博物館です。
「漢委奴国王印」はオリジナルを保有、当館の自慢です。
奴国の時代
稲作伝来!時代がここから動き出す
大陸から朝鮮半島を経由し、福岡の地に稲作が伝わりました。
人びとは、稲作とともに新しい社会のしくみや技術の体系、稲の実りを願う祭祀や儀礼を受け容れ、農耕集落を築くようになります。
集落はやがて国へと成長し、海の向こうの世界と交流を始めました。
日本では縄文時代以降、甕棺墓が見られる。
縄文後期・晩期の遺跡からは、日本各地(東北~近畿~九州)で甕棺墓の風習があったことが判っている。
その後、弥生時代前期~中期の北部九州において最盛期を迎える。
北部九州の中でも福岡平野周辺一帯は、弥生早期から前期前半までは成人が主に木棺に埋葬されていたが、前期後半になると壺棺に代わった。
それまでは、小児が甕棺に埋葬されていた。中期後半には長崎県や熊本県の一部まで拡がった。
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