越中高岡に 大友家持を訪ねる 高岡市の最高峰 二上山

北陸

二上山(ふたがみやま、ふたがみさん)は、富山県の高岡市と氷見市に跨がる標高274mの山。高岡市の最高峰。

バスの車窓からの二上山。
「二上山」の名は、現在の二上山(東峰)と西隣の城山(西峰)を2柱の神に見立て、「二神山」と呼んだのが語源であるとする説がある。

二上山万葉ラインは山並みを巡る約8kmのドライブコース。

国定公園二上山の山腹、山頂を巡り、立山連峰から能登半島までの景観を楽しむことができる。
二上山は古代から神の山として崇められており、万葉歌人大伴家持にも愛され歌にもなっている。

地元の方の指差す彼方に微かに劔岳の姿。

746年から越中国主として赴任した大伴家持は、在任の5年間自然と人情に恵まれ、220余首もの歌を詠みました。

奈良の二上山と同じ名前の山が国庁のすぐ近くにあることに感激し、二上山を特別の思いを込めて歌に詠んでいます。

玉くしげ 二上山に 鳴く鳥の 声の恋しき 時は来にけり

巻17-3987大伴家持

二上山に鳴くホトトギスの、声の恋しい季節がやってきた。
家持はこの山を題材にした多くの歌を詠んでいます。

きっと家持が住んでいた国守館跡からは、当時は二上山がよく 見えたのでしょう。
同じ名前の「二上山」がある都を恋しく思いながらこ朝夕に眺めていたのかも知れませんが、越中の 二上山の四季の美しさに感動したのでしょうか

全国でも有数の大梵鐘(口径:1.82m、重量:11.25t、鐘身:2.57m、総高:3.33m)。

仏舎利塔、インドのネール首相より仏舎利を拝受し、昭和41年に完成した高さ20m、直径40mの塔。
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