今年の春は桜の開花異変が続く、奈良公園界隈を桜を求めて散策。
興福寺五重塔、雲がきれいでした。
旧奈良県物産陳列所、この辺りでは唯一ここだけ。
東大寺大仏殿裏山、新しい芽吹きが青空に映える。
脇を見るとアセビがびっしり。
二月堂脇、ポツリと一本だけ。
片岡梅林から浮見堂への径、モクレンがきれい、樹下ではたくさんの花見客が。
浮見堂、本来なら、浮見堂を借景に桜と来るのだが、モクレンのみが目立つ。
万葉植物園へ足を向ける、今を盛りと「ミツマタ」
菜の花もまだまだ頑張る。
枯芙蓉
『芙蓉枯れ枯るゝもの枯れつくしたり 富安 風生』
芹 (せり)
1ヶ所に「せり」(競)合って生えることから「せり」。
「あかねさす
昼は田たびて ぬばたまの
夜の暇(いとま)に
摘(つ)める
芹子(せり)これ」
巻20の4455 葛城王
昼間は役所の仕事で大変忙しかったのだよ。
それでも夜に何とか暇を見つけてやっと摘んできた芹ですぞ。これは!
コウヤボウキ
高野山で茎を束ねて箒の材料としたのでこの名がある。
玉箒(たまぼうき、古くは「たまははき」)と呼ばれて古くから箒の材料とされ、正月の飾りなどにもされた。
正倉院にある宝物の一つである子日目利箒(ねひめとほうき)はコウヤボウキを材料としたものであることがわかっている。
ショウジョウバカマ
名前は、花が赤いのを猩々(中国の伝説上の動物のこと)になぞらえ、根生葉の重なりが袴に似ていることから名付けられたとされる。
イカリソウ
花は赤紫色で春に咲き、4枚の花弁が、中に蜜をためる距を突出し錨のような特異な形をしているためこの名がある。
微笑ましい光景を見かけました。
片岡梅林を筆のタッチで。
モクレンの下では皆さん花見。
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