第57回日本いけばな芸術展

第57回日本いけばな芸術展は「心を揺らす花」をテーマに大阪高島屋7階グランドホールで98流派629名の代表作家参加のもと行われた。

自然に恵まれた日本では、四季折々に美しい草木が見られる。

春の芽生え、夏の繁茂、秋の彩り、冬の枯枝…これらは草木が生きているからこそ現れるものです。

室町時代後期に成立した立花は、座敷飾りに定着した後、江戸時代前期から中期にかけて流行し、より豪華なものとなっていきます。

江戸時代中期から後期にかけて、立花に比べて手軽にいけられる生花は庶民の間にも流行し、風俗図などにも生花の図が見られるようになった。

また、立花は男性が嗜むものでしたが、生花は女性でもいけられる花として広く浸透。

個性尊重の時代自由花では草木を純粋に創作の素材と捉え、モビールやレリーフといった形にも制作される。

このような草木のアートとしての捉え方から、従来とは異なる新しいいけばなの世界が広がっています。

熱気に包まれた会場に繰り広げられる作品を見ているうちに思わず何点かの作品をカメラに収めた。

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