硫酸塩泉でお肌すべすべ、黒川温泉の美人湯めぐり。
田の原川の渓谷の両側に24軒のこぢんまりとした和風旅館が建ち並ぶ。
温泉街としては川の流れに沿って、東西に延伸しつつある。
黒川温泉の父ともいわれる後藤哲也の経営する新明館、現在の黒川温泉の骨子となっている宿泊施設。
女性用洞窟風呂入り口。
これは「ばいすけ」洞窟風呂を掘った当時には一輪車などなく、ひたすらこの「ばいすけ」で砕いた岩を運び出した。
中から賑やかな声が聞こえています。
少し中を覗いてみる、おっとこれ以上はヤバい。
男性用洞窟風呂。
次なる洞窟風呂へ向かう、明り取りの窓があり、この辺りまで洞窟は続いているのだ。
もう少し奥まで・・・おっと客がいた、失礼!!
源泉は、奥からかけ流されて来ます。
含鉄だけに、出口が茶色になっています。
飲むと、鉄分と酸との味覚が強く刺激。
源泉で温泉卵はいかが。
無量の休憩所もある。
渓谷にある温泉地であることから収容人数は少なく、旅館組合の主導で歓楽的要素や派手な看板を廃して統一的な町並みを形成する方策を採っているため、落ち着いた雰囲気を見せる。
ほとんどの旅館に露天風呂があり、旅行者は「入湯手形」を購入することにより、3カ所まで選んで入浴することができる。
杉の木を利用した『手形』は温泉街の中心に位置する旅館組合の事務所兼案内所で入手できる。
温泉としての歴史は古く、以下の伝説がある。
ある日、豊後国の甚吉という男は、瓜を盗んだことで首を刎ねられそうになったが、それを免れた。
身代わりに信仰していた地蔵の首が刎ねられてしまう。
そこで、村人はそれを甚吉地蔵として崇拝するようになった。
ところが細川藩士の中にこの地蔵を持ち去ろうとした男がいた。
だが、ある場所に辿り着くや、突如として地蔵が重くなり動かなくなる。
男は諦め、地蔵をその場に放置すると、村人は岩場に奉祀することにした。
すると、その岩の裂け目から湯が噴き出、村人の浴場となったという。
このいで湯こそ黒川温泉の発祥であり、今も地蔵湯と地蔵の首が残っている。
標高700m、筑後川の支流である田の原川沿いに、懐かしさあふれる宿が立ち並び、湯治場の雰囲気を残している。
泉質は含食塩芒硝硫化水素泉で、神経痛、リウマチに効果がある。
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黒川温泉へのアクセス、行き方歩き方
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