長崎県、対馬は韓国にもっとも近い日本の島である。
韓国まではわずか49.5km、九州本土までは約132kmと日本よりも韓国のほうが近いのだ。
夕食後ホテルで用意されたバスで韓国展望所へ、既に辺りは漆黒の闇で三脚がなければ到底撮影不可能の状況だ、
敢て手持ちで撮影を強行、漁火と微かに韓国の陸地の影を認める。
韓国展望所の周辺は鰐浦韓国展望公園になっており、そこに「朝鮮国訳官使遭難追悼碑」が建立されている。
これは元禄16年(1703)に宗義真の弔問に訪れた朝鮮訳官使の乗った船が、海栗島沖で転覆沈没し112人が死亡した事件を慰霊するために建てられた。
この展望所はその地理的にも深い関係にある韓国の古代建築様式を取り入れて建造されており、展望台についてはソウルのパゴダ公園にある多目的施設を、ゲートについては韓国国際ターミナル(釜山)の入口ゲートをそれぞれモデルにしています。
ホテルに帰り、掲示されてした写真を紹介する。
気象条件が良ければ韓国釜山市の街並が望め、「国境の島」であることを実感出来る。
上対馬町・鰐浦/韓国展望所より・・・手前の島は、航空自衛隊の基地。
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