鎌倉唯一の国宝物 鎌倉大仏

関東

高徳院は、鎌倉のシンボルともいうべき大仏を本尊とする寺院であるが、開山、開基は不明であり、大仏の造像の経緯についても史料が乏しく、不明な点が多い。

高徳院(鎌倉大仏)の仁王門は、18世紀初めに他所から移されてきたものと考えられ、安置されている仁王像も同時期のもの考えられている。

大仏殿は高さ40メートルにもなる巨大な建物だったというが、1495年(明応4年)の「明応の大地震」による津波で流された(1498年(明応7年)ともいわれる。)。
以後、鎌倉大仏は露坐(ろざ)となる。

鎌倉の大仏は、銅造阿弥陀如来坐像として、国宝に指定されています。鎌倉時代を代表する仏教彫刻として、貴重なものだと認められている。
ほとんどが作られた当時のままであるということも大変貴重なものです。

鋳造は体部が7段、頭部は前面が5段、背面が6段に分けて行われていることが、像の内外に残る痕跡からわかる。
材質は通常「銅造」とされているが、正確には青銅(銅、錫、鉛等の合金)である。

全部の工程が完了した時には大仏の外側も内側も土で埋め尽くされていたはず。
内側の土は大仏の背中にある窓から出したと思われる。

大仏の胎内が博打場や男女の密会の場になっていたり、江戸末期には盗賊が住み着いていたとも言われる。
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鎌倉大仏裏側の観月堂の傍らには、有名な与謝野晶子の歌碑が建てられている。
 「かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼は美男におわす夏木立かな」

おばちゃん、鎌倉大仏は「釈迦牟尼」ではなく「阿弥陀如来」ですよ。
歌にするには具合が悪かったのだろうか?

それに高岡大仏を「鎌倉大仏より一段と美男」と評したというが、鎌倉を訪れたのが1904年、高岡を訪れたのが1933年ということで前言を訂正したのかな。

木立の下でやさしく境内を見渡す地蔵さん。

境内の紅葉はまだまだきれい。

大仏近くのこの紅葉、いろいろなアングルで写真を撮る人が多い。

お先にどうぞ・・・とかいろいろ言いながらやっと撮ったのがこの一枚。

神奈川県営水道のマンホール。
県の木いちょう、県の花やまゆり、県の鳥かもめをデザイン。

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鎌倉大仏へのアクセス、行き方歩き方

鎌倉大仏殿高徳院公式サイト

住所:神奈川県鎌倉市長谷4-2-28
電話:0467-22-0703

最寄り駅は江ノ電 長谷駅 で、駅から徒歩7分