綱敷天神社 御旅社は、昌泰4(901)年2月2日(旧暦)、菅原道真公(天神さま)が無実の罪で九州の大宰府へと左遷された際に、この地で満開に咲いていた紅梅に目を留め、乗ってきた船の艫綱(陸と船をつなぐ綱)を円座状に敷いて、その上に座って眺めた故事に由縁し、後にこの紅梅の下に「梅塚天満宮」が創建され、これがこの御旅社の前身となりました。
平安時代中期に嵯峨天皇を祀る「神野太神宮(現在の御本社)」と合祀され、一つの神社となった事から、神野太神宮は「御本社」、梅塚天満宮は神さまの別荘である「御旅社」となり、綱を敷いた故事から「綱敷天神社」と呼ばれるようになりました。
北向地蔵尊は、明治24(1891)年、この辺りの畑から掘り出され、信仰の対象となっていたものを、地主の方が北向きのお堂を建立して祭祀を始めたもの。
北向きにするとお地蔵さんが下座になるためお地蔵さんは南を向いていることが多いのですが、北向地蔵尊は人々に寄り添い、願いや悩みを聞き受けてお参りに来た人々を救いたいという思いから、あえて北向きに配されたと言われています。
全国的に見ても北向きのお地蔵さんは少なく、400体ほどしかありません。
昭和41(1966)年からの阪急梅田駅の移設拡張工事とともに、昭和44(1969)年に阪急三番街が誕生したため、お堂は西に50m移り、現在の地へ移されました。
MBSの隣にある梅田ロフトのお地蔵さん。
あいにくの雨だか濡れたまちの風情もいい。
町名は大坂と尼崎・西宮を結ぶ中国街道沿いに「鶴乃茶屋」「車乃茶屋」「萩乃茶屋」と呼ばれた茶屋があったことに由来する。
元は西成郡北野村の一部。大坂と尼崎・西宮を結ぶ中国街道が地内を縦断する。
北隣の同郡下三番村(現:中津1丁目)で亀岡・池田方面から能勢街道が中国街道へ合流するため、往来の多い区間であった。
2008年(平成20年)末から翌年初頭にかけて発掘調査が行われ、その結果、1世紀ごろはこの辺りは大阪湾の干潟があり、淀川や大和川からの土砂が運ばれ、自然堤防が形成され、5世紀中頃にはこの辺りで人が活動をしていたことがわかっている。
1897年(明治30年)に北野村は大阪市へ編入され大阪市北区大字北野となり、1900年(明治33年)に大字北野は18町に分割され、その一つの町名として北野茶屋町が誕生した。
1924年(大正13年)より北野の冠称が外れて茶屋町となり、一部が鶴野町・芝田町・小深町に分離、北野西之町・本庄西権現町の各一部を編入、1978年(昭和53年)に一部が角田町として分離、鶴野町・浜崎町・豊宮町・東和町・芝田町・小深町のそれぞれ一部を編入している。
このように、現在の町域は旧:西成郡本庄村や同郡南浜村といった北野村以外の一部地域を含んでおり、後述の再開発地域の大半(NU茶屋町以外)もこれらの地域に該当する。
過去の投稿より茶屋町辺り
過去の投稿より菜の花の散歩道 鶴乃茶屋散策
この時期街角には菜の花のプランターが並ぶ。
過去にはたくさんのプランターが並んでいたが今は少し寂しい。
成功例として司馬遼太郎記念館の取り組みがある
茶屋町の中央を、旧能勢街道(別名 池田街道)が緩やかなS寺カーブを描き南北に走っています。
江戸時代の大坂では重要な街道の一つで、古典落語「池田の猪買い」にも登場します。
1990年頃から茶屋町の再開発が始まり、まず毎日放送が吹田市の千里丘陵から移転し、梅田ロフトが開業したことを発端とする。
1992年(平成4年)にはちゃやまちアプローズが完成、2005年(平成17年)10月20日にはNU茶屋町が、2010年(平成22年)にはチャスカ茶屋町が、2011年(平成23年)4月29日にはNU茶屋町プラスがオープンしている。
関連記事:水の底に消えた蕪村の故郷・毛馬村
散策に便利です。
今日はあいにくの雨、濡れた歩道が趣を醸す。
濡れた歩道とウィンドウのリフレクションを楽しむ。
通りのウィンドウショッピングも楽しい。
この街らしい雰囲気を醸している。
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