若狭の古刹・名刹 若狭彦神社

北陸

若狭彦神社は、福井県小浜市にある神社。式内社(名神大社)、若狭国一宮。旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。

上社・下社の2社からなり、上社(小浜市龍前)を「若狭彦神社」、下社(小浜市遠敷)を「若狭姫神社(わかさひめじんじゃ)」という。
別称として郡名から「遠敷明神」とも呼ばれる。

一の鳥居。

社伝では、二神は遠敷郡下根来村白石の里に示現したといい、その姿は唐人のようであったという。
和銅7年(714年)9月10日に両神が示現した白石の里に上社・若狭彦神社が創建された。

翌霊亀元年(715年)9月10日に現在地に遷座した。
白石の前鎮座地には、若狭彦神社境外社の白石神社がある。

下社・若狭姫神社は、養老5年(721年)2月10日に上社より分祀して創建された。

二の鳥居。

若狭彦神社(上社)の祭神である山幸彦「彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)」は兄、海幸彦の道具で釣りをしている時、誤って針を無くしました。

針の行方を聞くため海神のいる竜宮城へ行った山幸彦は若狭姫神社(下社)の祭神である豊玉姫と出会い、そのまま結婚してしまいました。

楼門(随神門)。

何年か経ち、やはり海幸彦の針が気になってしようがない山幸彦が海神に相談したところ。
のどにその針が刺さった鯛が見つかり、無事針が見つかりました。

竜宮城から戻り、海幸彦に針を返した山幸彦は豊玉姫と幸せに暮らしたそうです。

神門。

神紋は「宝珠に波」。
これは彦火火出見尊(山幸彦)が龍宮で手に入れた潮を自在に操る潮盈珠・潮乾珠に因む。

若狭彦神社は畳・敷物業の神ともされ、現在はインテリア関係者の信仰も集める。

現在はほとんどの祭事は下社・若狭姫神社で行われており、神職も下社にのみ常駐している。

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