原稿渋滞中!! 公開の順序が少し乱れます、悪しからず。
星のブランコがある交野市は、弘法大師さんが呪文を唱えると星が降ったという降星伝説や、七夕発祥の地としても有名で、星にまつわる地名も多く魅力的な地です。
京阪電車交野線「私市」駅下車、ハイキングコース(環状自然歩道、かわぞいの道)を天の川に沿ってひたすら進みむ。
左前方の滝は天野川砂防堰堤、大阪府内で一番古い砂防施設です。
1889年(明治32年)、116年まえつくられた石積みの美しい堰堤です。
今も堤から砂の流出を食い止め洪水を防いでいます。
滝となって流れる川の風情は涼しげで こころを癒します。
言い伝えでは、明治政府の外国人技師、オランダの築堤技術者、ヨハネス・レ・ゲーテのグループが築いたとされます。
ほどなくほしだ園地へのハイキングコースへ。
ほしだ園は広さ105万平方メートル(東京ドーム約22個分)を誇る、敷地内には、四季折々の美しさを楽しめるハイキングコースがあります。
大阪府の東北部に位置する交野市から枚方市にかけては平安の頃、交野ヶ原と呼ばれ、貴族たちを魅了する風光明媚な狩猟地でした。
この一帯を流れる天野川は生駒山系に源を発し、生駒市、四條畷市を経て交野市、枚方市を流れ、淀川に合流する一級河川。
天野川の名は、古代このあたりが甘くおいしい米が実る肥沃な野という意味で甘野と呼ばれていたことに由来して、甘野川とされていたのがいつしか天野川となったようです。
白く輝く川砂と澄んだ流れが空の天の川を思わせることから、天野川は多くの古典文学に書かれてきました。
中でも有名なのは、伊勢物語にある在原業平の「狩りくらし 棚機乙女(たなばたつめ)に宿からむ 天の河原にわれは来にけり(狩をして日が暮れてしまったので、今夜は織姫の家に泊まりましょう。天の川に来てしまったのだから)」という歌。
同行していた紀有常が「ひととせにひとたび来ます君待てば宿かす人もあらじとぞ思ふ(1年に一度訪れる彦星を待つ身であるから宿は貸してもらえまい)」と返えしたとあり、当時すでに七夕伝説が浸透していたようです。
おおよそ260万年前のころ、交野山から磐船神社あたりの天野川上流域には今よりもっと高い山があって土石流と山の斜面の崩壊を繰り返しました。
その結果、このあたり一帯の地質は、花崗岩の巨石と風化した土砂が堆積し今のようになったと考えられています
「私市」駅から約40分で星のブランコの駐車場到着。
全長約200mの木製歩道橋、最大地上高10mの河原を眼下に見ながら自然の散策ができます。
木製歩道橋も終わりにさしかかったところに突如あらわれた崖、この崖は 哮ヶ峰(たけるがみね)といってニギハヤノミコトが天磐樟船に乗ってここに天降ったという神話に満ちた山なのです。
高さ186m断崖絶壁となって今も残っています。
【千と千尋の神隠し】のハクのモデルにもなったといわれている
近くには 、ニギハヤヒが降臨したといわれている磐船神社もあります。
クライミングウォール
面壁、左右両側面壁の3面がある本格施設。
初心者でもできるゾーンや講習会があります。
ピトンの小屋(案内所)
インフォメーション、休憩、展示、多目的ホール等の機能を持つ管理棟。
ピトンの小屋からほどなく頭上に星のブランコが見えてきます。
延長280m、最高地上高50mで、木床板人道吊り橋としては国内最大級。
ほどなく分岐があります、画像は「冒険の路」経由で吊り橋へは近道ですが会談がたくさんあります。
迷わず遠回りでも楽な「さえずりの路」コースをとる。
絶景の紅葉が続く「さえずりの路」
星のブランコ到着!!
見渡す限りの錦秋の海へ一すじの橋。
鳥になった気持ちで空中散歩を楽しむ。
地上50m、長さ280mの規模、木床板人道吊り橋では日本で最大級を誇り日本の橋100撰にも選ばれている。
右下に「さえずりの路」を進む人たちが米粒ほどに見える。
こんな細いワイヤでつながれているのか・・・ふと不安になる。
この吊り橋を渡って、さらに山を登ると展望台があります。
そこからみる景色も素晴らしいそうですが今回は断念。
天気予報通り、帰りは雨です、美しい錦秋の路、小雨も楽しい。
星のブランコへのアクセス
京阪電車交野線「私市」駅下車、ハイキングコース(環状自然歩道、かわぞいの道)を徒歩で約40分
JR学研都市線「星田」駅下車、徒歩約70分
土日のみ京阪電車交野線「私市」駅~「星のブランコ」間は、京阪バスが利用出来ます。
しかし、本数が少ないため、事前に時刻表などでご確認されるのをお忘れなく!
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