別名「銀杏城(ぎんなんじょう)」とも言われる熊本城、復興状況を見たいと思いながら5ヶ月目にやっと実現
まず市役所14階から城の全貌を見る
天守閣、本丸御殿、数寄屋丸が確認できる。
白いシートも見える。
手前下は田子櫓等の櫓群。
少しズームすると天守閣の瓦が崩落している状況が確認できる。
本丸御殿では白いシートも確認できる。
更にズームすると悲惨な状況が目の当たりに
鯱も崩落して屋根に落ちている。
西に目をやれば隅石1本で支えている飯田丸五階櫓の倒壊防止の緊急工事の様子が見える。
坪井川に沿って長塀通りを進む。
あの美しい長塀も被害を受けているが白いシートがしてあり状況は確認できない
続く馬具櫓の石垣は地震ではなく、その後の長雨で崩落、立ち入り禁止区域を広くとっていたことによってけが人が出ずに済んだ。
櫓の壁にヒビが入っているのはわかります。
二の丸広場を通って加藤神社まで歩いてみることにする、宇土櫓の状況が気になっているのです。
先ほどの石垣から繋がる”戌亥櫓”の様子を北西方面から眺める
粒の小さい石が使用されており、近年に復元されたことがわかる
更に進む、北側の石垣はほぼ完全に崩落している、この辺りは全く手つかずのように見える。
加藤神社に続く通路脇には、崩落防止のフレコンバックが積み上げられていたが、黒い素材のものがチョイスされており、およそ3倍の耐久性が確保されているとのこと。
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続く2枚の写真は、加藤神社に進む橋の両脇を撮影したもの。
たもとの左側と右側で、使用されている石の大きさが違うことから、違う時代で復元を繰り返してきたことがわかる
宇土櫓は幸いにしてまだ被害が少ないほうですが、続櫓は完全に倒壊しています
熊本復興キャンペーンのツアー参加です、ガンバレ熊本!!
以前に訪れた際の熊本城の記事が下記にあります。
秋の九州爽やかウォーキング 熊本城
熊本城は日本三名城の一つとされ、「清正流(せいしょうりゅう)」と呼ばれる石垣の上 … 続きを読む →
熊本城の復旧の様子を眺める
熊本城特別見学通路
平成28年(2016)4月14日と16日の2度にわたり、最大震度7の巨大地震に見舞われた熊本城は、石垣が50カ所で崩落し、地盤沈下や地割れも70カ所で発生し、国の重要文化財に指定されていた13棟の現存建造物は、いずれも大きく損傷した。
現在、復旧の途上だが、すべてが復旧するのは令和34年(2052)になるという。
現在のところ、鉄筋コンクリート造の大小天守のほか、国の重要文化財の長塀と、北の入口に建つやはり重要文化財の監物櫓は復旧が完了した。
また、「奇跡の一本石垣」が話題になった飯田丸五階櫓の石垣も、すでに積み直され、ふたたび櫓が建つのが待たれている。
一方、まだまだ石垣が崩れたままの箇所も多く、そこにもとのとおりに、まさにパズルのように石をはめ込み、しかも強度を高めるという難作業を思うと、気が遠くなる。
被災状況や復旧の様子は、地上約6メートルの高さに設置された、全長350メートルの仮設の特別見学通路から眺めることができる。
また、この通路のおかげで、いまの熊本城は真夏でも歩きやすい。
現状を眺めることで、熊本城というかけがえのない文化遺産の価値にも、復旧作業の意義にも、あらためて気づけるのではないだろうか。
すると、1~2年、3~4年で作業がどれだけ進んだか知りたくて、また訪れたくなる。
熊本城サイト 復旧状況
熊本城復旧状況
宇土櫓は、熊本城で築城当初から現存する唯一の多重櫓(地上3重5階、地下1階)で、 国指定重要文化財に指定されている大変貴重な建造物です。
平成28年(2016年)の熊本地震で建物の一部倒壊するなど甚大な被害を受け、2022年から本格的な解体復旧を進めてます。完成は2032年予定です。
宇土櫓では、なかなか観ることの出来ない工事の状況を間近でご覧いただけるよう定期的に「特別公開」を行っています。
熊本城へののアクセス、行き方歩き方
熊本県熊本市中央区本丸1−1
096-352-5900
熊本市電 花畑町電停より 城内まで約30m、櫨方門まで約400m、頬当御門まで約600m。
熊本市電 熊本城・市役所前電停より 城内および須戸口門まで約200m、不開門まで約400m。
熊本交通センターより 城内まで約300m、櫨方門まで約400m、頬当御門まで約600m。
熊本交通センターより 頬当御門まで熊本都市バス「熊本城周遊バス(しろめぐりん)」で約8分 130円(8:30 – 17:00)
JR熊本駅より 頬当御門まで熊本都市バス「熊本城周遊バス(しろめぐりん)」で約18分 130円(8:30 – 17:00)
熊本市電 杉塘電停より 城内(三の丸公園)まで約150m。
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