通常瀬戸内海の航行は夜間に行われるが、船内で暴れた客がおり、海上保安庁も出動するという騒ぎが発生したため偶然、昼間の瀬戸内クルージングが実現した。
9/26早朝、トイレに起きると船内が妙に静かだ、これは停船してるなと直感。
現在am5時前、既に停船から3時間前後経過している。
海上保安官が出入りしているが船客への説明はなく騒ぐ客も、事件を目撃した人もおり、口伝えで様々なうわさが行き交う。
デッキで心配そうに海上を見つめる乗客、海上保安庁の巡視船が数隻フェリーを取り巻いている。
フェリーに接岸している巡視船を撮影したところパンツ1枚の裸の男が写っているではないか、これが噂の犯人だな。
しかし、肖像権の問題もあると考えるのでブログへの掲載は控える。
場所は来島海峡大橋の今治寄り、反対を向いて航路外に停船している。
海上保安庁の方々が到着したころには乗組員や乗船客が 四苦八苦して取り押さえた後のことらしい。
停船を解かれ再び動き出したのはさらに2時間半後の7時30分ごろ。
船客には何の説明もなく中には大声でわめく人も。
10時半ころから昼食用のカレーが提供されるが長蛇の列、結局全員には行きわたらなかったようだ、フェリー会社の不手際が目立つ。
結局5.5時間前後の遅れだ。
気をとり直しめったに見られない昼間の瀬戸内のクルージングを楽しむことにした。
来島海峡大橋は通常夜中に通過するので海上から見ることはない、通称しまなみ海道と呼ばれる。
伊予水軍が根拠地としたところで風景が美しい。
日本三大急流のひとつで、潮流が速く、最高時には各所に大渦がみられる。
この海峡をまたいで来島海峡大橋が架かっている。
天候は曇りがちで時折り雲間からの陽光が光芒を作りきれいだ。
燧灘(ひうちなだ)は、瀬戸内海中央部、香川県の荘内半島と愛媛県高縄半島の間を占める海域で、北は備後灘に接する。
東西約60 km、南北約40 kmの海域で、一帯はタイ、サワラなどの好漁場として知られる。
沿岸地域から火打石が産出したことからこの名がついた。
曇り空だが讃岐富士の姿が美しい。
前方に瀬戸大橋が見えてきた、この橋も夜中に通過するため海上から見ることはすくない。
瀬戸大橋は塩飽諸島の5つの島の間に架かる6つの橋梁と、それらを結ぶ高架橋により構成されており、橋梁部9,368 m、高架部を含めると13.1kmの延長を持つ。
これは鉄道道路併用橋としては世界最長で、人工衛星写真でも確認できる。
橋梁は吊り橋・斜張橋・トラス橋の3種類を併設。
ただ今列車通過中。
現在、橋梁のライトアップが事前に決められた日にしか行われないのは、ライトアップの光により「明るすぎて眠れない」「漁業に影響が出る」等の光害に対し住民に配慮したものである。
なお、このライトは元々、橋梁の保守・点検用である。
備讃瀬戸(びさんせと)は瀬戸内海のうち岡山県と香川県の間の海域の名称。
東は小豆島をはさんで播磨灘に、西は笠岡諸島、荘内半島をはさんで備後灘、燧灘に接する。交通の要衝であり、本四架橋(本州四国連絡橋)のうち児島・坂出ルートの瀬戸大橋が南北方向に架けられている。
乗客たちもトラブルのことは忘れたように昼間の瀬戸内クルージングを楽しんでいる。
この辺りも潮流は速く、好漁場として知られる。
男木島女木島(通称鬼ヶ島)を通過。
1.那須与一が射落とした扇の一部が流れ着いたことから「メギ」という名がついた(このあたりでは「壊れる」ことを「めげる」と言う)。
2.北隣にある男木島と合わせて、2つの島を男女に見立ててオギの「オ」に対応するものとしてメギの「メ」がついた。
のどかに航跡を曳いて船は東へ進む。
この海を太陽の鉛筆で表現するとこうなるかな。
播磨灘(はりまなだ)は、瀬戸内海東部の海域。兵庫県南西部(旧播磨国)の南側に位置し、東は淡路島、西は小豆島、南は四国で区切られて西北部に家島諸島がある。
面積約2500 km2。深さ40 m前後であるが、海峡部では100 mを越えるところもある。
近畿地方から中国地方・四国地方・九州地方方面への重要な航路が横断する。
岩礁が多く、鯛などの好漁場。イカナゴもよく獲れ、イカナゴの釘煮(佃煮)は播州の特産品であったが、海砂の採取によってイカナゴの生息地が打撃を受けたことから減産している。
明石海峡大橋が見えてきた。
これで瀬戸内三大架橋を昼間通過したことになる。
下から見ていると煙突がつかえるのではと一瞬ひやりとする。
大阪が近づいてきました、甲山も見えています。
神戸空港へ着陸する飛行機を発見。
三宮、メリケンパークの辺りを滑空。
折り返し離陸の飛行機が。
遥か彼方に関空も見える。
南港の高層ビル群に交じってアベノハルカスも見えている。