法隆寺

奈良県

古代寺院の姿を現在に伝える仏教施設であり、聖徳太子ゆかりの寺院。

創建は金堂薬師如来像光背銘、『上宮聖徳法王帝説』から推古15年(607年)とされる。

金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分けられる。

明治36年(1903)以来の保存修理工事が始っています。

約3年弱の工期になるらしい。

 「五重塔」は現存最古の塔、塔高は31.5m。

大講堂、このお堂は仏教の学問を研鑽したり、法要を行う施設として建立されましたが、鐘楼とともに延長3年(925)に落雷によって焼失。

幸い正暦元年(990)には再建され、ご本尊の薬師三尊像及び四天王像もその時に作られている。

金堂と五重塔、「金堂」は世界最古の木造建造物として世界的に有名。
 
彩色豊かに彩られた中国の建物に金色に輝くインドの神様が安置されているのを見て古代人はど肝を抜くと同時に異国への憧れを持ったことでしょう。

仏教伝来は高度な文化の伝来でもありましたから。

2004年(平成16年)、奈良文化財研究所は、仏像が安置されている現在の金堂の屋根裏に使われている木材の年輪を高精度デジタルカメラ(千百万画素)で撮影した。

その画像から割り出した結果、建立した年年輪年代測定を発表した。

それによると、法隆寺金堂、五重塔、中門に使用されたヒノキやスギの部材は650年代末から690年代末に伐採されたものであるとされ、法隆寺西院伽藍は7世紀後半の再建であることがあらためて裏付けられた。

法隆寺の寺域に並ぶ多数の建物のなかで最も新しくできたものが、境内の一番北寄りにある大宝蔵院。

百済観音堂を中心とする東西の宝蔵には、有名な夢違観音像(白鳳時代)・推古天皇御所持の仏殿と伝える玉虫厨子(飛鳥時代)・蓮池の上に座す金銅阿弥陀三尊像を本尊とする橘夫人厨子(白鳳時代)をはじめ、百万塔や中国から伝えられた白壇造りの九面観音像・天人の描かれた金堂小壁画など、わが国を代表する宝物類を多数安置しています。

扁額に補陀落(ふだらく)と書かれています。

補陀落とは、観音菩薩が住むとされる山のこと、そしてこの部分には百済観音像が祀られています。

口の字の左側から入り、西宝蔵、そして百済観音のいる百済観音堂、東宝蔵、そしてまた元の場所に戻ってきます。

行信僧都が聖徳太子の没後、聖徳太子の住んでいた斑鳩宮跡に聖徳太子を偲んで建てたのがこの夢殿。

その中には救世観音像が安置されており、聖徳太子の等身として今なお斑鳩の平安を祈っています。

「夢殿」は東院の金堂で、世界的な建築家ブルーノ・タウトが夢殿を「建築の真珠」と絶賛したように際立って優れた姿をしています。

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法隆寺へのアクセス、行き方歩き方

法隆寺公式サイト

奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1の1
TEL.0745-75-2555

JR法隆寺駅から法隆寺門前行バス(約8分)「法隆寺門前」下車、徒歩すぐ