1998年(平成10年)、佐川急便創立40周年を記念して開館した。
収蔵作品は、日本画家・平山郁夫と彫刻家・佐藤忠良の作品が中心となっている。
美術館の敷地は大部分が水庭(人工池)になっており、水の上に浮かぶように見える2棟の切妻屋根の展示館(竹中工務店設計・施工)は、そのデザインが高く評価されている。
夏季の夜間はライトアップされる。
佐藤忠良の作品が至る所に展示されている。
水はひたひたに満たされ、木々の陰影とあいまって美しい。
風に吹かれて僅かに波立つ水面に、キラキラと光が反射し、周りの樹木が映されています。
そのシルエットは、敷地の大部分を占める水庭の美しさとあいまって、「光と影」の「空間」を際だたせ、周辺の風景との一体感を演出しています。
こちらも佐藤忠良作品。
「水に浮かぶ美術館」称される贅沢な空間の中に、日本画家の平山郁夫(1930-2009)、彫刻家の佐藤忠良(1912-2011)、陶芸家の樂吉左衞門の展示館を設け、3巨匠の作品をゆっくりと鑑賞。
佐藤忠良の「蝦夷鹿」と題する作品。
館内は広々として車いすも楽々。
エントランスの像。
池の中に立つ佐藤忠良作品。
別館(2007年竣工)では、陶芸家 樂吉左衞門氏とのコラボレーションにより現代の茶室と非日常的展示室を創出。
葦の茂る水庭に浮かぶ現代の茶室と水面下に埋没された樂茶碗の展示室により構成されている。
正面の明るいところは、その上だけ天井にガラスがはめられ、その上を水が流れています。
その光が、(多分)コンクリート打ちっ放しの壁に差込み、終始微妙な光の動きを作っている。
エントランス室内には、どこから持ってきたのかと思うほどの、巨大な古木のベンチがおかれています。
室内に入った瞬間、何が起こっているのか?とあせるほどです。
そして左手扉奥が展示室、室内は暗く、ライトが多用された中に作品が浮かび上がっています。
佐藤忠良の作品で有名なのは、「帽子シリーズ」。
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