記紀において初代天皇とされている神武天皇と皇后の媛蹈鞴五十鈴媛命を祀るため、神武天皇の宮(畝傍橿原宮)があったとされるこの地に、橿原神宮創建の民間有志の請願に感銘を受けた明治天皇により、1890年(明治23年)4月2日に官幣大社として創建された。
南神門
1940年(昭和15年)には昭和天皇が同神社に行幸し、秋には日本各地で紀元2600年奉祝式典が挙行された。
この年の参拝者は約1000万人に達したという。
現在でも皇族の参拝がある。
今上天皇・皇后は神武天皇崩御2600年の式典(2016年)に親拝し、2018年には銅鏡を神宮へ贈った。
近代の創建ではあるものの、奈良県内では春日大社と並んで初詣の参拝者数が多い神社である。
他にも、勅使参向のもと紀元祭が行われる2月11日(建国記念の日)や、神武天皇祭が行われる4月3日および奉祝行事「春の神武祭」の開催期間にも多くの参拝者が訪れる。
外拝殿
内拝殿
関連記事