早春の天王寺動物園

大阪府


春先とはいえ木々のつぼみはまだ固い。

チンパンジー

樹上性だが、地表では前肢の指関節外側を接地して四足歩行(ナックルウォーク)する[。

昼行性[。夜間になると樹上に日ごとに新しく寝床を作って休むが、同じ寝床を再利用したり地表に寝床を作ることもある。

カリフォルニアアシカ

最新の知見に基づけば、アシカ属(英語版)の下位分類の構成は、カリフォルニアアシカのほか、ガラパゴス諸島周辺に生息するガラパゴスアシカ(英語版)、および、日本近海に生息していた絶滅種ニホンアシカの3種とする説が有力である。

しかしながら、アシカ属をカリフォルニアアシカ1種のみとし、ガラパゴスアシカおよびニホンアシカをカリフォルニアアシカの下位分類(すなわち、亜種)とする説もある。

ホッキョクグマ

生息地によっても大きさに違いがあり、ロシアのチュクチ海に生息する個体群が最も大型化する傾向がある。

近年は地球温暖化の影響で小型化が進んでおり、1984年から2009年までの25年間で、オスの平均体重が45kg、メスの平均体重が31kgも減少した。

全身が白い体毛に覆われているように見えるため、シロクマ(白熊)とも呼ばれる。

多くの哺乳類の体毛がたとえ白色であっても光を透過しないのに対し、ホッキョクグマの体毛は光を透過し、内部が空洞になった特殊な構造のために、散乱光によって白く輝いて見える。

ホッキョクグマの透明の体毛は陽光の通過を妨げず奥にある皮膚にまで届き熱をもたらす。

もたらされた熱はぶ厚い脂肪層と体毛に保護され、容易に失われることはない。

それに加え体毛内の空洞も蓄熱の役割を果たすという巧みな保温機構を成立させている。

体温が殆ど外に逃げないため、体から輻射される赤外線の量が非常に少ない。

この特性から、赤外線カメラによる空中撮影の際は雪の反射光に遮られる為、ほぼその姿を捉えられないことが知られている。

なお、動物園などに飼育されている個体の場合、体毛の空洞に汚れが入り込むことで黄色っぽく変色したり、ときには空洞内に藻が発生し緑みがかかった色になってしまうことがある。

この状態を俗に「ミドリグマ」ともいう。

メガネグマ

体長120-200センチメートル。
尾長5-7.5センチメートル。

肩高70-80センチメートル。
体重オス130-200キログラム、メス35-65キログラム。

毛衣は黒や暗褐色。
目の周囲や喉に白や黄白色の斑紋が入り、個体によってはメガネのように見えることが和名の由来[。

種小名ornatusは「装飾された」の意。斑紋は個体変異が大きい。
斑紋が入らない個体もいる。

マレーグマ

体長100-150 cm、体重25-65kgとクマ科最小種。
その小ささのために英語では“Dog bear”(犬熊の意)と呼ばれることがある。

全身は黒く光沢のある短い体毛で覆われる。
そのことはおそらく彼らが生息する低地気候のためであると考えられる。

胸部に明るい淡白色の三日月状の模様がある。
この明るい胸の模様により“Sun bear”(太陽熊の意)の名前を持つ。

視覚が発達していないため、ほとんどの食べ物は鋭い嗅覚で見つける。

小さくて、丸い耳と短い鼻口部を持っており、鼻口部と目の周囲には胸の模様と同色の体毛で覆われる。

舌は約25 cmと長く、昆虫類を舐め獲るのに使われる。

鎌形に鋭く曲がった鉤爪を持っている。
毛の生えていない大きめの足裏と併せて、おそらく木登りの手助けとなっている。

地上を歩く際には内股になる内側に曲がった足も、木登りの際には威力を発揮する。

ニホンツキノワグマ

お昼寝タイムです。

本州及び四国の森林に生息し、九州では絶滅したとされる。

夜行性で、昼間は樹洞や岩の割れ目、洞窟などで休むが果実がある時期は昼間に活動することもある。

夏季には標高2,000メートル以上の場所でも生活するが、冬季になると標高の低い場所へ移動し冬眠する。

食性は植物食傾向の強い雑食で、果実、芽、昆虫、魚、動物の死骸などを食べる。

以前はヒグマと違い、大型動物を捕食することはほとんどないと考えられていたが、近年では猛禽類(イヌワシ)の雛や大型草食獣(ニホンカモシカやニホンジカ)などを捕獲して食べたりする映像が研究者や観光客により撮影されることから、環境により動物を捕獲して食料とする肉食の傾向も存在すると考えられる。

ビルマニシキヘビ

以前はインドニシキヘビ(Python molurus)の亜種(P. m. bivittatus)とされていたが、現在は独立種として扱われていて、インド東部やブータン西部、ネパールからバングラディシュ南東部、ミャンマーを経て、タイからベトナム、中国南部などに分布している。

また、マレー半島やスマトラ島などには見られないが、ジャワ島やスンバワ島、スラウェシ島南東部などには分布している。

ヌートリア

かつての日本では、沼狸(しょうり、ぬまたぬき)、海狸鼠(かいりねずみ)、洋溝鼠(ようどぶねずみ)、舶来溝鼠(はくらいどぶねずみ)などとも呼んだ。

「ヌートリア」とはスペイン語でカワウソ(の毛皮)を意味し、原産の南米では本種のことを「Coipo」と呼ぶ。
英名でも「Nutria」より「Coypu」の方が一般的である。

日本では、大日本帝国陸軍向けの毛皮採取を目的として導入されたが、第二次世界大戦終戦後で需要が激減したことに伴い、飼育されていた個体の多くが野外に放逐された。

また、1950年代の毛皮ブームでは本種の飼育が流行したが、その後の毛皮価格の暴落に伴い、このときも多数の個体が野に放たれ、野生化している。

これらの子孫が各地で定着し、やはり特定外来生物のアライグマと同様に、野外繁殖が問題となっている。

インド北東部、中華人民共和国(四川省西部)、ネパール、ブータン、ミャンマー北部。

ラオスでの報告例はあるが、確実性に乏しいとされる[3]。甘粛省、貴州省、青海省、陝西省では絶滅したと考えられている。

シセンレッサーパンダ

中華人民共和国南部、ミャンマー北部[5]基亜種より大型で、額が高い。

体色が濃色[5]。日本の動物園で飼育されているほとんどはシセンレッサーパンダである。

チュウゴクオオカミは分布域の広いハイイロオオカミ(タイリクオオカミとも)の亜種で、別名チベットオオカミとも呼ばれている。

オオカミとしては中型で、朝鮮半島や中国、ロシア南西部、モンゴルなどに分布しているが、チベットやネパール、ブータン、インドのヒマラヤ地方などにも分布している。

アムールトラ

altaicaとは、ロシアの西シベリアのアルタイ地方の意味。

和名はチョウセントラ、シベリアトラなどとすることもある。

現在はロシア極東の沿海地方およびハバロフスク地方の、アムール川およびウスリー川流域でのみ生息しているが、かつては中国満州、朝鮮半島、モンゴル、シベリアに広く分布しており、その生息範囲は中央アジアや西アジアにまで伸びていた。

ジャガー(Jaguar)という名前は南アメリカインディアンの“ヤガー”という言葉から来ており、これは「一突きで殺す者」という意味が含まれている。

なお、雄ジャガーと雌ライオンにも種間雑種を生じることができ、この雑種はジャグリオンと呼ばれる。

ネコ科の現生種ではトラ・ライオンに次いで大型で、南北アメリカに分布するネコ科の現生種では最大種。

尾はやや短い。
ヒョウと比較するとより全長や体重・足裏は大型で、尾が短い。

また体格に比べ頭骨が大きく、噛む力が非常に強いのが特徴。

ピューマ

ネコ科の中では、ヒョウ、ライオンなどのヒョウ亜科ではなく、イエネコを含むヨーロッパヤマネコと同じネコ亜科に属し、ネコ亜科では最大級の大きさである(ただし、最新の研究ではネコ科全体をネコ亜科とする考え方もある)。

オスは体長(頭胴長)約1 – 1.8m、体重約65 – 100 kgに達し、メスは一回り小さい。

成獣の体は黄褐色の毛で覆われ、無紋、耳の縁と長い尾の先だけが黒い。

幼獣は体中に黒から黒褐色のヒョウのような斑紋があり、尾には黒い輪があるが、これらは成長とともに消えていく。

敏捷で瞬発力に優れ、高さ4 m、幅12 mほどの跳躍した記録が残されている。

なお嗅覚が鋭い。また、ネコ科の大型肉食獣の中では特に眼球が大きく、視力が高い。寿命は野生のもので12年ほど、飼育下では25年程度。

カバ

体長3.5 – 4メートル[。
体重はオス平均1,475 kg 、メス平均1,360 kg。

陸上動物としてはゾウ、サイに次ぐ3番目の重さとされる。
分厚い脂肪と真皮・上皮で覆われるが、表皮は非常に薄い。

このため毛細管現象により水分は外側へ放出してしまう。

皮膚は乾燥すると裂けてしまい、水分消失量は5平方センチメートルあたり10分で12ミリグラムともされ、これは人間の約3 – 5倍の水分消失量にあたる。

頭部は大型。
顔の側面に鼻・眼・耳介が一直線に並んで位置する。

これにより水中から周囲の様子をうかがいながら呼吸することができる。
鼻孔は内側の筋肉が発達して自由に開閉することができ、水中での浸水を防ぐことができる。

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