帆船EXPO 「海の貴婦人」海王丸

3隻目の入港は「海の貴婦人」海王丸。

海王丸が大関門に姿を現したのは日本丸通貨から大幅に遅れ、待っている人たちもイライラ。

・総トン数:2556トン
・全長:110.09メートル
・全幅:13.8メートル
・最大搭載人員:199名
・所属:公益社団法人海技教育財団

初代海王丸は、初代日本丸と共に1930年(昭和5年)に進水。二代目の就航に伴い、用途廃止され、現在は富山県射水市の海王丸パークに係留展示されている。

二代目は1989年(平成元年)に就航。

2004年(平成16年)10月20日、防波堤に座礁する事故が発生。
2006年(平成18年)1月5日、修繕を終え再就役した。

海王丸においては財団法人海技教育財団から一般人も体験航海として乗船することができる。
海王丸は「海の貴婦人」と呼ばれる。

海王丸II世は国有ではなく、民間の寄付により建造された。

現在は独立行政法人航海訓練所に用船契約される形で運航されている。

一般社会人向けの体験航海・遠洋航海コースも実施しているが、海事教育機関の練習船であるため、実習生の参加人数により一般募集枠が少なくなる場合もある。

日本丸II世との外見の違いは「船首像」「船体のライン数」「救命艇の形状」「後部フード(舵輪の屋根)の形状」。

日本丸II世で培われた建造技術をさらに進歩させ、帆走時には抵抗となるプロペラの迎え角を水流に平行とすることにより抵抗を減少させる、フェザリング機能を有する可変ピッチプロペラの採用などにより日本丸II世をしのぐ帆走性能を得た。

その年で最速の帆船に贈られる「ボストン・ティーポットトロフィー」を1990年、1991年、1994年、1995年と4回受賞(日本丸II世は3回受賞)している。

なかでも1995年には124時間で1394マイルを帆走する記録を打ち立てている。

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