対馬藩お船江跡

九州

お船江は江戸時代、対馬藩が久田川の河口に藩船を格納するために構築した船着場の跡。

遊歩道には当時の船の絵があしらわれている。

江戸時代、海に面した各藩はその藩船を格納するお船屋を設けていましたが、現在これほど原形を保存している所は全国に無いといいます。

久田浦に注ぐ久田川の河口に、人口の入江が構築され、内部に四つの突堤と五つの船渠が設けられました。
現在は五つの内一つの船渠は埋め立てられています。

突堤は鏡石を配した石積みで造られ、原形を良好にとどめています。

正門、倉庫、休息所などの建物の遺構も残っており、往時の壮大な規模をうかがうことができます。
そして、陸上には造船場があり、船大工や水夫たちの納屋があったといいます。

お船江の出口、満潮時にこの「お船江」に船を入れて、干潮時に船を修理します。

歴史的には古来から朝鮮半島との交易港として栄えてきた。

江戸時代の鎖国期にも江戸幕府公認の朝鮮交易港として、同時に朝鮮通信使の中継港として大きな役割を果たした。

また江戸時代には、対馬府中藩の城下町である府中(現在の厳原)に隣接しているため藩船停泊地となっており、久田地区にお船江(後述)という藩船専用の船着き場が置かれた。

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船江跡へのアクセス、行き方歩き方

長崎県対馬市厳原町久田740
0920-52-1566 (対馬観光物産協会)

厳原港からバスで10分
対馬空港から車で25分