まさに最強、大阪の「阪堺電車」! 地震あっても…10分で運転再開 阪神・淡路大震災でも当日復旧の訳。
阪堺電気軌道によると、阪堺線は地震発生(午前7時58分ごろ)から10分ほど経った午前8時10分に、時速10キロほどで徐行しながら運転を再開。
午前8時45分には通常の平均時速40キロで運行していました。
似たような区間を走っているJR阪和線や私鉄(南海高野線や南海本線)が昼以降まで運転を再開できない中、この復旧スピードはずば抜けていました。
鉄道会社では地震の時の安全規定を定めています。
阪堺線では、震度4以下であれば「運転手の目視による確認」で済みますが、震度5以上になると「徒歩で巡回して線路を点検する」という規定になっているといいます。
今回は運転手の目視による点検だったので、すぐに運転再開ができたということでした。
通称「阪堺電車」は大阪府に残るただ一つの路面電車。
「はんかいでんしゃ」と読み、阪堺電気軌道株式会社が運行しています。
阪堺電車の名前から分かるように大阪市と堺市にまたがって運行中。
1回の乗車で、全区間において大人210円で、市民の「生活の足」となっています。
乗った客車を馬が引っ張った「馬車鉄道」をルーツとする「上町線」と、旧阪堺電気軌道が建設した「阪堺線」の二つの路線があります。
1915年に南海鉄道に買収され、1980年に分離・独立して再スタートを切ったように、かなりの歴史があります。
2014年10月からは、モ161形164号が、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」のラッピング広告電車となっていた。
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