大阪夏の陣で活躍した戦国武将後藤又兵衛が大宇陀(現 奈良県宇陀市)へ落ち延び、僧侶となって一生を終えたという伝説が残り、この垂れ桜が残る地も、後藤家の屋敷跡にあることから地元では「又兵衛桜」と呼ばれて親しまれている。
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川下よりの眺望。
しかし、又兵衛は大坂夏の陣の道明寺の戦いにおいて、大和路の平野部の出口・国分村での迎撃作戦で乱戦の中に討死したとなっており、これは史実が伝説化したものと思われる。
川岸のテラス護岸と周囲の桃の花とのコントラスは見事。
樹齢300年とも伝わり、瀧桜(たきざくら)とも呼ばれる。
桜の上部には桃が植えられており、これも見事に満開。
山手から眺める、午前中は逆光となる。
桜の根元にカタクリを見つける。
周りは棚田が広がるのどかな風景。
又兵衛桜から東に5分の所にある「北向地蔵桜」。
又兵衛桜とは比較にならないがこれはこれで美しい。
又兵衛桜へのアクセス、行き方歩き方
住所:奈良県宇陀市大宇陀本郷
電話:0745-82-2457 大宇陀観光協会
近鉄大阪線 榛原駅下車 → 奈良交通大宇陀行き「大宇陀高校前」下車、徒歩20分。