氣比神宮(けひじんぐう)は 福井県敦賀市に鎮座する 北陸道総鎮守 越前國一之宮。
地元では親しみをこめて「けいさん」と呼ばれる。
この鳥居は空襲の被害を免れており、国の重要文化財に指定されている。
また、奈良の春日大社・広島の厳島神社の大鳥居とともに「日本三大鳥居」にも数えられる。
外拝殿、すっかり冬支度です。
『古事記』『日本書紀』では早い時期に神宮についての記事が見えるが、特に仲哀天皇(第14代)・神功皇后・応神天皇(第15代)との関連が深く、古代史において重要な役割を担う。
『日本書紀』に新羅王子の天日槍の神宝として見える「胆狭浅大刀(いささのたち)」との関連性の指摘があり、イザサワケを天日槍にあてて新羅由来と見る説もある。
九社の宮 左最奥の伊佐々別・擬領の2社は北面し、右列の御子神7社は東面する。
『おくのほそ道』の道中で、松尾芭蕉は現在の福井県敦賀市を訪れる。
その理由は旅の目的の一つである美しい月の姿を句に詠むため。
敦賀では特に、“中秋の名月”を心待ちにしていました。
1689年(元禄2年)旧暦の8月14日の夕方、快晴の敦賀に入り、宿の旅籠出雲屋の主人に、明日も晴れるかどうかを問います。
出雲屋の主人は、北陸の天気は変わりやすく明日は晴れるか分からないので、月見なら今晩の内にと伝えます。
松尾芭蕉はその夜に「氣比神宮」に参拝し、月明かりに照らされた神前の白砂とその由来に感動し、次のように詠みました。
「月清し遊行のもてる砂の上」
境内には、松尾芭蕉の像が建立され、その台座には上記の句が刻まれている。
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気比神宮へのアクセス、行き方歩き方
福井県敦賀市曙町11-68
北陸本線・小浜線 敦賀駅 徒歩:約15分
バス:福鉄バスで「気比神宮前」バス停下車 (下車後徒歩すぐ)