今日のお昼は元禄二年(1689年)の創業で、300年以上の歴史を持つ半兵衛麸。
麸、ゆばは室町時代に中国より伝わり、京都の寺院や宮中で育まれた日本の伝統食材です。
人気のお店で中々予約が取れません、そのお店は五条大橋のたもとにありますが、入り口はこちらではありません。
ぐるりと回って
お店の外観は、間口を広くとった京町屋の作りです。
麸は京料理や精進料理などに欠かせない食材ですが、当時はお寺や宮中でしか食されることのない大変貴重なものでした。
京都御所の食事を預かる職「大膳亮(だいぜんのすけ)」を務めていた半兵衛麸の初代・玉置半兵衛は、麸の製法を宮中で学び、「萬屋半兵衛」の名で市中での販売を始めます。
これが「半兵衛麸」のはじまりです。
現在では各地の百貨店などにも商品を卸しているほか、宮内庁の御用として、皇室にお麸を収め続けています。
あくまで製造販売が主体だが、昼のみ、奥の茶房で汲みあげゆば、生麩の田楽などが付く、むし養い料理を味わうことができます。
格子戸や土間、裏庭などの趣が、レトロでタイムスリップしてしまうような店内です。
こちらは、日本で最初に麩に色柄を入れたことで知られ、今のご主人で16代目になるそうです。
今ご覧になっている画像は食事を待っている間に店内の様子を撮らせてもらったものですが、どこを見渡してもレトロな雰囲気。
お店の方も店内どこを撮ってもいいと言って下さるのをいいことに・・・・・
こんなガラスなんかも素敵だね。
年季の入った黒光りのする茶器でお茶を入れていただきました。
そうして案内された席は、意外と洋風。
お膳に、生麩のしぐれ煮・焼き麩の酢の物・湯葉豆腐・山椒の味つけの生麩・利久坊・生麩の三色の田楽・光琳菊・ご飯・すぐき漬けが入っています・・・・・・・・・・
後はお店でのお楽しみに。
帰りに伺ったんですが、この場所は本当に炊事場として使われたいたところだそうです。
釜と茶釜がありました。
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半兵衛麸へのアクセス、行き方歩き方
京都市東山区 問屋通五条下ル上人町433
075-525-0008
京都駅より徒歩10分
京阪「清水五条」より徒歩1分
清水五条駅から115m