橋本市は楳図かずおゆかりの町『まことちゃん像』が万葉歌碑と並んで建つ。
「白栲(しろたえ)に にほふ信土(まつち)の 山川(やまがわ)に わが馬なづむ 家恋ふらしも」
信土山の川で私の乗る馬が行き悩んでいる。
家人が私を思っているらしい。
この川のところで馬が難渋するのも、家人らが、こちらを思っているからだろうと、郷愁を訴えるのだ。
信士(真土)の山川は現在落合川と呼ばれ和歌山・奈良県境の川。
当時の旅人が難渋したことは、「神代の渡り場」に立って見ると、その渓谷の深さに実感させられる。
歌碑は、駅前広場にあるので馬が難渋する風景てはないが是非「飛び越え石」の現地に行って、この歌をうたってほしい。
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