「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」は、国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区内にある、体感型施設。
1階の「キトラ古墳壁画保存管理施設」では、実物の壁画や出土遺物を保存管理する施設となっています。
実物の壁画は四半期毎に期間限定で公開する予定。
入館は下の入り口から。
前は四神の広場
キトラ古墳周辺地区の最も大きな芝生広場。
各種イベントの実施のほか、お弁当を食べたり、ゆったりくつろいだりもできる、ひろびろ気持ちのいい広場です。
エントランスホールに浮かび上がる白虎。
キトラ古墳は、高松塚古墳に続き日本で2番目に発見※された壁画古墳で、壁に描かれた東西南北を守る玄武(北)、青龍(東)、白虎(西)、朱雀(南)や天井に描かれた精密な天文図で知られています。
四神の館は、キトラ古墳の隣にある体感型施設(入館無料)で、実物の壁画や出土遺物を保存管理しています。
頭上の天文図は、地球の自転軸は年々変化しているので、これの原本が中国で作られた年代までも推測できるのだそうです。
大陸から伝わった文化や、飛鳥時代に生まれた文化、当時の人々の生活を、2メートル四方のジオラマ等を通じて学べるゾーン。
キトラ古墳とも関わりの深い渡来人のコーナーです。
稲作の様子などが模型で展示されています。
飛鳥エリアの古代建物遺構からは、L字型カマド、大壁建物、オンドルなどの朝鮮半島由来のものが多く見つかっています。
東漢氏(やまとのあやうじ)、鞍作氏、平田氏、軽氏等々の渡来人たちが基盤を置いた飛鳥の地。
日本最古の仏像として知られる飛鳥寺の釈迦如来坐像(飛鳥大仏)を造ったのも鞍作止利でしたよね。
キトラ古墳は2段に造られた円墳。
発掘調査を経て現在は埋め戻され、2015(平成27)年に古代の大きさに復元されています。
古墳鑑賞広場ではその姿を一望することができます
キトラ古墳地形復元模型 雨に打たれています。
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