大和文華館の展示館は、奈良市の西の郊外の静かな住宅地のなかにある。
菅原池(通称、蛙股池)に面した丘の上に、赤松の古木と「文華苑」と呼ばれる自然苑に囲まれて建つ。
展示室は、竹の植えられた中庭をめぐって配置されており、バルコニーからは遠く春日山や平城京を望むことができる。
最近ではめっきり数が減り花屋さんでも珍しくなっている。
大和文華館では毎年「ささゆり無料招待デー」 を実施、多くのファンが詰めかける。
雑木林の中に楚々と咲く様子は清々しい。
雑木林の中、このような木漏れ日の下に咲く。
初夏の奈良を彩る行事のひとつに、率川(いさがわ)神社(奈良市本子守[ほんこもり]町)の三枝(さいくさ)祭がある。
「ゆりまつり」の名で親しまれているこの祭は古く藤原京の時代に厄病を鎮めることを祈る国の祭祀(さいし)と規定されていた。
三島由紀夫の小説「奔馬(ほんば)」には「これほど美しい神事は見たことがなかった」と語られている。
この由緒ある優雅な祭りの主役はササユリだ。その強い香気と葉は邪気を払うと考えられてきた。
率川(いさがわ)神社 三枝祭(ゆりまつり)
三枝祭(さいくさのまつり)の名は白酒黒酒(しろきくろき)の酒樽に本社三輪山でとれ … 続きを読む →
帰り道、涼やかな像を見た。
関連記事