久し振りのつかの間の陽気に誘われて大阪城梅園へ出かけた。
2/14、大雪の中にもかかわらず大阪の梅の開花が発表された。
毎年、大阪管区気象台が指定する2本の「梅の標準木(白加賀)」が5~6輪花開いた時点をもって大阪の梅の開花が発表されています。
例年に比べて4日遅い開花発表となりましたが、極端に開花が遅かった昨年よりは13日早くなっています。
古城(こじろ)、白い一重の花びら、日が差すと一段と美しい。
今が盛りの「八重野梅(やえやばい)」。
呉服(羽)枝垂(くれはしだれ)、かわいらしい花です。
道知辺(みちしるべ)、一重で大きい花びらが特徴。
小梅、清楚な感じの花です。
本数の多い緑萼(りょくがく)が咲き出すとにぎやかになってくることでしょう。
鶯宿(おうしゅく)、平安時代の歌人紀貫之(きのつらゆき)の娘の家にある梅の木を時の村上天皇が移植しようとしました。
献上された梅の木には、「鴬(うぐいす)がやってきて、わたしの家はどこですかときかれたら、何と言ってこたえららいいでしょうか」という意味の歌が書かれた短冊(たんざく)がありました。
その歌に風流を感じた天皇は、梅の木を返したといわれます。
この故事を「鶯宿(おうしゅく)」「鶯宿梅(おうしゅくばい)」といい、それがこの梅の名前の由来です。
しかし、残念ながら薮を好むウグイスは梅の木に止まることはほとんど無く、一般的にメジロのことと言われています。
村上天皇と言えばあの陽気な妃、中宮安子を思い出します。
中宮安子の陽気な嫉妬 後宮のわわしい女、おもしろい記事です、一読おすすめ。
緋の司(ひのつかさ)、綺麗なピンクの花びらです。
うすいピンクの花が可憐な鈴鹿の関(すずかのせき)。
花弁の縁が淡いピンクで彩られる八重海棠(やえかいどう)、下向きに花をつける慎ましい花です。
ちょっとした珍種の「本黄梅(ほんこうばい)」、もう花が散ったのかと思ったが、間近に鑑賞するとなかなかのものです。
花びらが小さくてしべばかりが目立ちます。
開花は梅林全体として2~3分咲きといったところまで進んでいます。
こちらも陽気に誘われ撮影会をやっています。
なんと柔軟な体なんだろう、うらやましい。
こちらは和服に日傘です。
ネコも陽気に誘われ昼寝していました、声をかけると腕をにゅっと突き出してお愛想してくれました。
ネコも人も陽気に誘われ平和な一日でした。
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