八幡半島のなだらかなスロープ状の草原を進むと、玄界灘に面して切り立った総延長約1kmにも及ぶダイナミックな海蝕崖に行きつく。
ここの海蝕岩は玄武岩 特有の柱状節理で、左京鼻の海中からは細い柱を束ねたような奇岩が突き出ている。
壱岐島誕生神話の八本の柱の一つ「折柱(おればしら)」である。
海鵜のお びただしいフンに覆われているが、遠目には武骨な玄武岩が化粧を施したように美しい。
左京鼻の海上にある観音柱と呼ばれているもの。
玄武岩の柱状節理が発達したものです。
かつて、神様が壱岐の島をつくったとき、島が流されてしまわないように、壱岐の島の周辺に8本の柱をつくり、その柱に縛り付けました。
ここにある観音柱はその中の1本です。
最近までは、頂上に2本の柱が立っていましたが、玄海沖地震のために1個が崩れてなくなってしまいました。
地名の鼻とは、壱岐では突端の断崖絶壁を意味します。
赤瀬鼻、イルカ鼻など鼻の付く地名がいくつもあり、どこも水平線をみることができる景勝地です。
玄界灘に突き出した柱状節理の絶壁の道を突端に向かう。
風が吹き付けると足元がよろける、思わず隣の人にすがりつきたくなる衝動に駆られる。
「左京鼻」の由来はいろいろあるが、江戸時代の初めころ雨が降らず作物は枯死にひんし人々は苦しんでいた。
陰陽師の後藤左京と龍蔵寺五世日峰和尚が一身に祈祷したが雨は降らなかった。
後藤左京はこの断崖から身を投げようとした時、大雨が降ったと言う。この話よりこの岬を左京鼻と言うらしい。
鳥居です。
朱色の鳥居なので稲荷さんが祀られているのかな?
祠の周りは風除けのためかブロックで覆われてます。
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左京鼻へのアクセス、行き方歩き方
長崎県壱岐市芦辺町諸吉本村触1512番地
芦辺港から車で15分