温室の珍しい花々 京都植物園

京都府
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温室には珍しい花々が沢山あり、見るものを楽しませる。
京都植物園の数ある花々のうちの一部を紹介する。

メディニラ マグニフィカ、フィリピン諸島が原産です。
熱帯雨林に生え、高さは3メートルほどになります。

枝先から花序を下垂させ、コーラルピンクの花を咲かせます。
和名では「おおばのやどりのぼたん(大葉の宿り野牡丹)」と呼ばれる。

スパティフィラム、植物分類学上は、サトイモ科、スパシフィラム属。

以前はアンスリウム属に入っていた時期もある。
原産地は、コロンビア、グアテマラ、メキシコ南部など中央アメリカの熱帯地域で、木もれ日がさす樹木の下に自生する。

花の名は、ギリシャ語のspathe(仏炎苞)とphyllon(葉)で、白い仏炎苞が葉のように見えることから名づけられました。

花言葉「包み込む愛」は、白い一枚の花弁(仏炎苞)が大切そうにたくさんの花(肉穂花序)を包み込んでいるように見えることからつけられたのでしょう。

花言葉「上品な淑女」は、白い花のしとやかで気品のある姿をたとえたものです。

花言葉「清純な心」は、濃い緑の葉と白い花のコントラストのよさが与える清らかな印象からつけられたのでしょう。

イクソラ・サマーフレッシュ、インドが原産。
インドでは、シバ神にこの花をお供えするという。

ウンカリナ・グランディディエリ(シャンプーノ木)。
葉の脇に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、黄色い筒形の花をつける。

花冠は先で5つに裂けて横に開き、喉の部分は暗い紅紫色をしている。

和名はシャンプーの木(シャンプーノキ)。
原産地では葉をシャンプーに使うことからきた名である。

現地ではこの樹を「ライオン殺し」と呼ぶという。
一度実に刺さるとライオンでも致命傷になるのだという。

ジュウニノマキ(十二の巻き:ハウォルチア)、南アフリカ原産、ユリ科ハウォルチア属の多肉植物。

先端が細長くとがったやや肉厚の細長い葉を放射状に出し、葉の外側に白い横しま模様が立体的に入るのが特徴で、その姿はシマウマや霜降りの様です。

アアソウカイ(キョウチクトウ科)、「アアソウカイ」とは人を食ったような名前だが、「亜阿相界」と書く。

マダガスカル島原産。
亜阿相界とは、アジアとアフリカの境界をいうらしい。

刺だらけの幹に細長い緑の葉をつける多肉植物で、ヤシのような姿がユニーク。
花は直径3センチ程度で白色。

青花シラン、ブルーシランなどと呼ばれているもの。
蘭であることを忘れてしまうほど強健な植物ですが、花を見ると、蘭特有の形をしていることが判ります。

メコノプシス・ホリドゥラ、ヒマラヤのブータンに分布し、ブータンの国花です。

茎は直立し、高さは30~90センチほどになります。
初夏から盛夏にかけて、穂状花序に鮮やかな青色の花を咲かせます。

花弁は4~8個あります。

アポイアズマギク、茎先に花径25~30ミリくらいの花(頭花)を1輪ずつつける。
花の周りにつく舌状花は普通は白いが、赤紫色を帯びるものもある。

また、咲き終わりには赤味を帯びる。

ミヤマアズマギクの変種で、北海道日高のアポイ岳に生育する蛇紋岩狭葉変型です。
母種に比べて葉が狭く、根出葉は長さ3~4㎝、幅2~4㎜(ミヤマアズマギクは長さ5~10㎝、幅10~18㎜)です。

クロユリ(黒百合、学名: Fritillaria camtschatcensis)はユリ科バイモ属の高山植物。
別称はエゾクロユリ(蝦夷黒百合)。

ユリとは同じ花で、色が違うだけかと思っていましたが、ユリはリリウム属、クロユリはフリチラリア属になります。

クロユリの花言葉は、「愛」と「呪い」です。
相反する2つの花言葉を持つクロユリには、こんな伝説があります。

富山の昔話として地元で語り継がれている『黒百合物語』というお話です。

昔、越中富山に小百合という名前の美女がおりました。
この侍女は、武将で富山城主の佐々成政(さっさなりまさ)のお気に入りであったそうです。

成政があまりにも小百合を可愛がっていたので、他の側女から妬まれてしまいます。
成政が留守の間、「小百合が他の家臣と密通している」という噂を流されてしまいます。
噂を聞いた成政は怒り狂って、小百合を斬殺してしまいます。
早百合は無念の怒りから、死に際にこう言って、呪いをかけます。
「三年たって、立山に黒い百合が咲いた時に佐々家は滅びる事でしょう」

その後成政は、本当に失脚し、切腹により命を落とすことになったのです。
まさに、愛するが故に、その愛が呪いとなってしまったお話です。

ブーゲンビリア(Bougainvillea)は、オシロイバナ科ブーゲンビリア属に属する熱帯性の低木。
和名はイカダカズラ(筏葛)、ココノエカズラ(九重葛)。

原産地は、中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林。
ブーゲンビリアという名前は1768年にブラジルで木を見つけたフランス人の探検家ブーガンヴィルに由来する。

花言葉~あなたしか見えない。

コチョウラン (学名:Phalaenopsis aphrodite) は、ラン科植物の一つ。
東南アジアに分布し、白い美しい花をつける。

胡蝶蘭の正式な学名としての(ファレノプシス・アフロディーテ)は、愛と美の女神アフロディーテからきています。

花言葉<あなたを愛します。清純。幸福がとんできます。

親しい人に愛をこめて贈るにはピッタリの花です。

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京都植物園へのアクセス、行き方歩き方

京都市左京区下鴨半木町
電話:075-701-0141

地下鉄 北山駅下車すぐ
市バス 植物園前下車徒歩約5分