本多の森最後の散策は、静寂の水面に想う鈴木大拙館

北陸
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金沢市出身の仏教学者である鈴木大拙への理解を深め、思索の場とすることを目的に、金沢市が2011年(平成23年)10月18日に開設した。

前方に鈴木大拙館が見えてきました。

施設の設置に併せ、本多の森公園の斜面緑地に沿って金沢市立中村記念美術館まで「緑の小径」が整備された。

辰巳用水が流れる斜面横の階段を上がれば石川県立美術館、用水沿いに下れば金沢21世紀美術館に抜けられ、まちなかの回遊性に配慮されている。

奥の「穴」の向こうには,つくばい様の石が,なぜか三角形のくぼみに水をたくわえます。

施設の設計は金沢市にゆかりの深い日本芸術院会員の谷口吉生。
大拙生誕地の近くに立地し、借景となる本多の森公園との調和や大拙の精神とされる「静か」「自由」の具現化を図ったとされる。
なお、開館日の10月18日は大拙の生誕日(旧暦)である。

内部回廊、奥の光のところに「玄関の庭」が。

簡素な小屋。これが思索空間です。

心を表す水鏡の上に浮いているように佇んでいます。
思索というものと、心というものの関係性を見出しているように思えます。

心地良く孤立したこの空間では、誰にも邪魔されない思索に耽ることができます。

左の山手が県立美術館のある高台。
歩いてきた経路は,左の壁の外の奥の方から手前。
また、前記事の松風閣庭園は,左の壁の外側一帯。

建物は「玄関棟」「展示棟」「思索空間棟」とこれらを結ぶ回廊からなり、回廊の両側には「水鏡の庭」「玄関の庭」が配されている。

「水鏡の庭」は浅く水をたたえ、「思索空間棟」はその中に浮かぶように立っており、静かな空間を演出している。

「思索空間棟」は床が上下し、座禅を組んだり、腰を掛けて語り合う場として想定されている。

「展示棟」では収蔵品のうち大拙の書、写真など33点が展示されている。
展示品には詳細な説明はなく、これは来館者がそれぞれに考え、大拙の思考を感じるための趣向であるとされる。

前回の訪問記

思索空間 鈴木大拙館
名の「大拙」は居士号。 同郷の西田幾多郎、藤岡作太郎とは石川県立専門学校以来の友 … 続きを読む →

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