季節外れの陽気にコロナ自粛もどこへやら蜜を避けて公園で憩う人々。
景色は冬のまま。
枯れ木の目立つ内堀。
大阪城天守閣の東方二の丸で東外堀と内堀の間に位置する曲輪は元は秀吉の家臣で秀頼の後見役であった片桐市正且元の屋敷があったことから市正曲輪と呼ばれている。
大阪の梅の開花は平年で2月10日。
大阪城公園梅林の梅「白加賀」が基準木になっています。
早咲きが見頃を迎え中咲きの品種が咲き始めています。
月影
清白色の中輪花が1月中旬から2月下旬に咲く。
枝も萼も緑色で美しい。
曙枝垂
野梅性 一重。
江戸時代につくられた品種、枝垂れ梅には40品種ほどが知られている。
ローバイは見頃を迎えています。
梅林の間から天守を望む。
毎年1月~3月頃にかけて、早咲きから遅咲きまで100品種を超える、約1270本の梅を楽しめます。
一重野梅
この「一重野梅」という品種、原種に近い素朴さがウリだそう。
「一重」という名前通り、花びらが重なっていないシンプルな花びらが特徴。
紅梅や 見ぬ恋つくる玉すだれ 芭蕉〔其木枯〕
紅梅の中でもとくに紅が濃いものを緋紅性といい、紅千鳥、緋梅、鹿児島紅、五節の舞、緋の句、玉光枝垂などがありますが、あでやかな色合いと芳香の花びらが古くから愛でられ、古典文学にも数多く登場します。
月の桂
青軸性 一重。
花は月影よりやや大きい。
開花は遅く、清香がある。
当梅林は、大阪府立北野高校の卒業生(六稜同窓会)が開校100周年事業として、22品種、880本を大阪市に寄付した事で、昭和49年3月に開園となる。
今では100品種を超える梅が見られる。
小鳥も蜜を求めて盛んに飛びまわる。
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