わずか半年ながら、神戸の福原に遷都した平清盛。
清盛が描いた夢の跡をたどってみた。
今回は清盛の供養塔、清盛塚。
平清盛塚
兵庫運河に架かる清盛橋の袂にある高さ約8.5mの十三重の塔。
平清盛が京都で荼毘にふされたとき、能福寺の住職円実法眼が清盛の遺骨を持ち帰り、寺領内に葬ったと伝えられています。
そのため清盛塚は長い間、平清盛の遺骨を埋葬した墓であると考えられていました。しかし、移転に伴う調査の結果墳墓でない事が判明し、1286年(弘安9年)に建てられた供養塔であることが分かりました。
塔の台石には弘安九年二月の刻名があったそうで鎌倉時代に建てられたんですね!
琵琶塚の横に建つ平清盛像は1968年(昭和43年)に建てられたものです。
同じものが旧居留地の神戸市立博物館(兵庫区切戸町)にも。
十三重の塔に隣接する琵琶塚は、もとは前方後方式の古墳石だそうで一ノ谷の戦いで17歳で討たれた悲劇の少年・平敦盛(たいら の あつもり1169-1184年)の兄で平家物語に琵琶の名手として登場している平経正(たいら の つねまさ、生年未詳-1184年)に結びつけて琵琶塚(経正塚)と呼ばれるようになったそうだ。
住吉神社は1877年に兵庫津に新川運河が完成した際、海の守護神である 住吉大神を大阪の住吉大社 より勧請して創建されている。
住吉神社の由緒書
住吉神社へのアクセス、行き方歩き方
住所:神戸市兵庫区切戸町1-1-3
JR兵庫駅から南へ徒歩15分