安産祈願の霊場として皇室、源頼朝など武家、庶民より深く信仰を集める。
豊臣秀吉が祈願して豊臣秀頼を授かったとされる。
また、幕末には中山一位局が明治天皇を出産する時に、安産祈願して無事出産したことから、日本唯一の明治天皇勅願所となり、安産の寺として知られる。
仁王さんの前にはたくさんの草履が!!?
力強さの象徴である仁王様に、巡礼者が自らの足腰が耐え切れるように・・・という願いを込めて草鞋を奉納したことが始まりだったそうです。
仁王像の裏側には獅子と狛犬が。
どちらも木製で、弁柄漆によって仕上げられていたことが判明したため、現在の漆職人の手によって当時の姿に復元されたそうです。
漆塗りの狛犬というのも、なかなか他では見られません。
かわいい!!水子地蔵たち。
中山寺の境内にある「中山寺古墳」(または白鳥塚古墳)。
14代仲哀天皇の后「大仲姫」の墳墓とされており、内部には石棺が残されています。
鐘楼堂
大願塔
本堂の西側、阿弥陀堂の前には「安産手水鉢」が置かれている。
仲哀天皇の妃、大仲津姫が残した二人の皇子の内、香坂(かごさか)王は不慮の死をとげ、忍熊(おしくま)王は仲哀天皇の後の妃、神功皇后との戦いに敗れる。
この「安産手水鉢」は忍熊王の遺体を納めた舟形石棺であるともいわれているが、伝説の域を出ないものと思われる。
中世以降、本尊の十一面観世音菩薩を祈願し、この手水鉢で身を清めれば安産疑いなし、という言い伝えが生まれ、安産手水鉢と言われるようになったという。
ただ、写真に見られるとおり、現在では水が溜められておらず、手水鉢の役割を果たしていない。
五百羅漢堂
五百羅漢は他のお寺でも見かけることはありますが、中山寺のものはかなり壮観です!
1997年の建立で、ご本尊の釈迦如来像の周りには、お弟子さんである羅漢さんが七百体以上も祀られているのだそうです!
羅漢さんは一体一体お顔や表情が違うようで「親兄弟の顔が見たくば中山寺の五百羅漢の堂にござる」なる古歌がある。
御本尊釈迦如来
中山寺へのアクセス、行き方歩き方
兵庫県宝塚市中山寺2丁目11番1号
阪急宝塚線 中山観音駅 下車すぐ
JR宝塚線 中山寺駅 徒歩15分