今回のだるま夕陽撮影行も三日目、最後の日です。
今日だるま朝日を求めて土佐久礼の海岸にやって来ました。
双名島の沖から昇る朝日を捉えようと赤灯台の右側にポイントを置いて待つ。
しかし、水平線あたりの雲が気になる。
冬の風物詩、気嵐が美しい。
久礼湾は、川水がついているので、外気と水温の差ができれば思いもよらぬ朝霧が発生し、幻想的な写真が撮れるのだそうです。
その朝霧んを透して、だるま朝陽の昇る姿が実に幽玄の世界を漂うようで絵になるといいます。
無情にも太陽は雲の上から姿を現わしました。
地元の人の話によると、岐阜から車で訪れた人が、ひと月あまり車で寝泊まりし、だるま夕陽を待ったが果たせず、先日空しく引き揚げて行ったと・・・
ま、そのことを考えるといきなり来て、いいだるま朝日を撮ろうなどと厚かましいと言わざるを得ないかな。
楽しい三日間でした。
日の出と気嵐、まさに幽玄の世界を彷彿とさせる
気嵐をついて漁に出る漁船。
目覚めた海鵜がダンスを始めた。
古老の話によると毎朝この時刻にこのような行動をとるという、羽を乾かしているのかなということのようでした。
中土佐町 久礼八幡宮前のふるさと海岸に、平成15年12月に建立された「故・青柳裕介」の石像。
眼下に広がる大海原を見つめて立っている。
その石像の前のテーブルには、この中土佐町を訪れる多くの観光客が、食事をしたり休憩をとったり、大平洋を眺めてくつろいでいる。
そして、16年間、小学館ビッグコミックに連載された「土佐の一本釣り」のふるさとを堪能していってくれています。
青柳先生、中土佐町は元気な町になってます。
ありがとうございました。
夢を育み 力与える大海原
その 歩む道を 見守り続ける古里の山河
海を、山を、野を、川を、
愛してやまなかった ひとりの漫画家が
「我が人生悔い無し」と記し
悠久たる土佐の大自然へ還っていった
春夏秋冬 季節に移ろいがあろうとも
氏の行跡は 聊かも薄らぐことなし
後進する者らが ここに集い
万感の憶いをよせて
青柳裕介像
ここに建つ
平成15年12月
同士一同
久礼湾へのアクセス、行き方歩き方
中土佐町久礼
JR土佐久礼駅から車で5分